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土曜日の東京芝のレース結果、近年の日本ダービーの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間はカラッとした晴天が少ないうえ、月曜日と水曜日にトータル18ミリの降水が観測されたが、B→C変更週に気温の上昇も重なって、土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)での開催。芝と路盤の状態もおおむね良好だった。
芝平地競走5鞍における1着馬の最終4角通過順は、2、13、5、2、8番手。Cコース初日らしく、最後の直線で内寄りに進路をとる馬たちが、それ相当の踏ん張りを見せていた。その一方、多少の距離ロスがありながらも、馬混みを避けて運んでいた馬の活躍も目を引く。
実際、上がり3Fタイム1~2位馬は【4.4.2.4】と堅調。芝平地競走の勝ち馬5頭はいずれも、上がり3Fタイム3位以内でフィニッシュしている。つまり、最後の直線でどれだけ脚を伸ばすことができるかが肝要。少なくとも先行力だけで押し切るのは容易ではない。その点は心にとめておいたほうがいいだろう。
また、1~3着馬15頭のうち、13頭が4枠より外。要は、枠なりに内寄りをロスなく立ち回るメリットよりも、インで包まれるなどのデメリットのほうが大きいということ。従って、スムーズに加速できる位置を確保した馬が有利という、解釈が最も適切のように思える。
日曜日開催中の天気予報は晴時々曇(26日7時の時点)。雨が降らないのであれば、傾向の急変までは考えづらい。ゆえに日本ダービーでの狙いは、なるべく包まれない位置からスムーズに運べそうな馬となろう。枠順ベースで選ぶなら、やはり中~外(4~8枠あたり)がベターではないか。
なお、近年の日本ダービーは、前走の上がり3Fタイム順位が5位以内、かつ近2走内に上がり3Fタイム順位4位以内での重賞連対(2着以内)歴を持つ馬が好調。直近5年の優勝馬すべてが該当する。上がりの脚という点は先述した傾向にも重なることから、今年も条件を満たす馬には警戒の目を光らせたい。
そして、日本ダービー上位入線(3着以内)馬を父に持つ馬が幅をきかせているのも、近年における当レースの大きな特徴。直近5年の勝ち馬はいずれも、この条件をクリアしている。先述した上がりの面とセットで押さえておきたい傾向だ。
今年の日本ダービー出走馬で、要点(4~8枠+近2走の内容+父)を満たしているのは、⑧アーバンシック、⑫シックスペンス、⑰ショウナンラプンタ。よって当欄では、これら3頭を注目株として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
⑧アーバンシック ⑫シックスペンス ⑰ショウナンラプンタ
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