中央競馬ニュース

藤岡康太騎手が死去 6日の阪神競馬で落馬負傷

 0   3   2,353
シェアする  x facebook LINEで送る
藤岡康太騎手が死去 6日の阪神競馬で落馬負傷

6日の阪神競馬で落馬し、入院治療中だった藤岡康太騎手(35)=栗・フリー=が10日、死去した。JRAが11日、発表した。頭部と胸部を負傷して、意識のない状態が続いていた。

藤岡康騎手は6日の阪神7R(ダ1800メートル)でスウィートスカーに騎乗し、4コーナーで騎乗馬が前の馬に触れてつまずき、落馬(馬は異常なし)。後続の馬と接触するような形となり、頭と胸を負傷した。自力で起きられず、担架に乗せられて病院へ搬送されていた。

10日に兄の佑介騎手が栗東トレセンで取材に応じ「現状、意識が戻っていない状態で、経過をみています。本人の頑張りに期待するしかないというところで、僕たち家族も見守っています」と症状を明かしていた。

藤岡康騎手は藤岡佑騎手の弟、藤岡健調教師の次男として2007年3月に栗東・宮徹厩舎からデビュー。当たりの柔らかいスマートな騎乗が持ち味で、初騎乗初勝利を成し遂げるなど、高い騎乗技術をルーキー時代から披露していた。デビュー3年目の09年にはNHKマイルC(ジョーカプチーノ)でGⅠ初制覇。昨年はマイルCSナミュール)で14年ぶりにGⅠを勝ち、自己最多の63勝もマーク。30代半ばにして円熟味を増した手綱さばきを見せ、関係者からの信頼は厚かった。


中央競馬でレース中の落馬事故による死者は、2004年の竹本貴志騎手以来で20人目。

■藤岡 康太(ふじおか・こうた) 1988(昭和63)年12月19日生まれ、35歳。滋賀県出身。2004年に23期生としてJRA競馬学校に入学。07年に栗東・宮徹厩舎からデビュー。3月3日の中京1R(ヤマニンプロローグ)でJRA史上42人目となる初騎乗初勝利。09年NHKマイルC(ジョーカプチーノ)でJRA・GⅠ初制覇。23年マイルCSナミュール)でGⅠ2勝目を挙げた。11日現在、JRA通算1万759戦803勝。重賞はGⅠ2勝を含む22勝。父・健一はJRA調教師、兄・佑介はJRA騎手。既婚。

◆近年のレースでの落馬による死亡事故

★岡潤一郎 JRAでデビュー6年目の1993年1月30日、京都競馬場で騎乗馬が故障を発生して落馬。後続の馬に頭部を蹴られ、意識不明の重体となった。病院に搬送されたが、肺炎を併発して2月16日に死去。

★竹本貴志 JRAでデビューした2004年の3月28日、障害戦に騎乗して落馬、頭部を負傷。病院に搬送されたが意識が回復せず、4月2日に死去した。

★柳田泰己 2022年8月3日、ニュージーランドのケンブリッジ競馬場で騎乗馬が転倒して落馬。後続の馬に頭を蹴られ、病院で治療を受けたが、回復の見込みがないとして9日に家族の同意のもと延命処置が終了、死去した。

★塚本雄大 2024年3月24日、高知競馬場で騎乗馬がつまづいて落馬。意識不明のまま病院に搬送されて手術を受けたが、この日のうちに死去した。



この記事はいかがでしたか?
ナイス (3)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月23日()
宝塚記念 G1
6月22日()
東京ジャンプ G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

6月16日()
マーメイドS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る