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無傷の3連勝で阪神JFを制した〝2歳女王〟アスコリピチェーノが、「第84回桜花賞」でV4戴冠を狙う。大混戦の下馬評ながら、黒岩陽一調教師(43)は愛馬への絶大な信頼を隠さない。
――無傷の3連勝で2歳女王の座に就いた
「前走はレースに臨むにあたって落ち着いていた。2歳牝馬らしからぬ雰囲気。ジョッキーもうまく乗ってくれたが、そういう精神状態だったから力を発揮できると思ったし、実際に力を出せたと思っている」
――ここまで期待に違わぬパフォーマンス
「ダイワメジャー産駒らしくしっかりした体つき。早い時期から活躍できるだろうと感じさせた。ただ、早熟傾向かなとの懸念はあったが、新潟2歳Sの内容から成長力を感じたし、まだまだ上を目指せると思った」
――阪神JFから直行
「前走も3カ月半空いていたし、消耗度を考慮すると直行がいいと思った」
――前走に続いて栗東に滞在しての調整
「直前の長距離輸送がないし、予期せぬ体調の変化などを避けるのが目的。今回は2回目ということもあって環境への順応も早く、より良い調教ができた」
――最終追い切りはCWコースで6ハロン80秒6、ラスト1ハロン11秒6
「思っていたより時計は出たが、上がってきたときの雰囲気も落ち着いていたし、息の入りも良かった。1週前追い切りもジョッキーが乗ってしっかり動けていたし、阪神JFより踏み込んだ調教ができた」
――Vで桜の女王へ
「大きく変わったところはないが、経験を積んでも気持ちが高ぶってくることがないし、カイ食いも安定して、どっしりしている。いい精神状態でレースへ臨めるところが長く脚を使える源。操縦性の高さも強みだね」(夕刊フジ)
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