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最近のテレビCMでは「青春」という言葉がよく使われるが、「セイシュン」とは読まずに「アオハル」と読むケースが多い。大いに結構だ。そもそも言語などというものは時代とともに変わるもので、その時代時代の感性に合わせて読み方も使い方も変えていけばいいと個人的には思っている。
同時に古い言葉にも魅力を感じる。言葉の作られた背景、派生語、俗語などにも興味があり、若い頃から知らない言葉にぶつかると自分で調べたりしている。
「青春の“次”は何だと思う?」
以前勤めていた会社の上司Mさんにこう訊かれたことがある。皆さんは分かるだろうか?私の記憶が間違っていなければ、Mさんもまた上司のCさんに聞いたという話だったと思うのだが、青春の次は「赤夏」だそうだ。燃えるように熱い、赤い夏…。なんとなくイメージできる。さらにその次は何かというと、「白秋」。そう、北原白秋の白秋で白く透き通った邪念のない人生の秋が連想される。人生を四季になぞらえ色までつけてしまう日本人の感覚はすごいと思う。
ところが問題はその次。白秋までいい感じで進む人生だが、ならば最後は何か?というと答えはなんと「玄冬」。玄は素人(しろうと)玄人(くろうと)のくろで色にすると「黒」。つまり最後は真っ黒という意味でこれから高齢者へと突き進む私からすれば(黒い老いの時間は嫌だなぁ…)と思うのである。(笑)
話の出処であるCさんは私よりも30歳ほど年上。半年ほどしか関わりがなかったが非常にモノ知りで他にも色々雑学知識を教わった。長く生きるということは、その分知恵を蓄えるということで、人間世界において「古いこと」は決して悪いことではない。それは競馬の世界も一緒で、とりわけ血統に関する古さは時として恐ろしく大きな力を発揮することがあったりする。今週末メインのシンザン記念にもそんな格言が存在する。早速紹介しよう。
曰く「シンザン記念は悪馬場適性の高い古血統を狙え」。
シンザン記念の最大の特徴は時計の遅さ。過去10年、京都開催だった2020年までの8年を含めても同レースの勝ち時計が1.34.0を切ったのはわずか2回。中京開催に移った2021年こそ1.33.3と比較的速い決着だったが基本的に同レースの勝ちタイムは歴史的に見て遅く、上位馬の血統を調べてみると悪馬場適性が高く、ちょっと古めの血統が多い。
スズカダブルの父バゴは母系3代前にミスタープロスペクターの入るダート適性の高い血統。また母ダブルファンタジーは現役時代の2勝がいずれもダートで、そのうち1回は重馬場だった。生涯一度しか経験がなかった不良馬場でも3着に入っており、格言に見合う血統と言えそうだ。
相手も1ランク上が揃い、先行できなかった朝日杯は13着と大きく敗れたが、そこはまだまだ明け3歳の上半期。展開一つで何が起こっても不思議ではない。その血に眠る適性が目覚めさえすれば、ガラリ一変、アオハル一直線、とならないだろうか。
(文:のら~り)
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