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【直撃取材!プロ予想家最速予想】桜花賞2023「シムーン」「にしのけいご」の狙いは!?注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!


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【直撃取材!プロ予想家最速予想】桜花賞2023「シムーン」「にしのけいご」の狙いは!?注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する新連載「プロ予想家最速予想」。第10回は桜花賞についてにしのけいごプロ・シムーンプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。

【にしのけいご】―西野圭吾 RETURNS ~2度プロになった男!



一度、プロ予想家から一般予想家へ転落するも、不屈の闘志で復活。“大局観”+独自指数の組み合わせで飛躍的な回収率向上を成し遂げた、にしのけいごプロに桜花賞についてお聞きしました。


―競馬に興味をもったきっかけを教えてください。

父親の影響ですね。中学生の頃で、競馬中継を見ながら、親父と一緒に予想していました。

―その勢いのまま、20歳を越えてから本格的に馬券人生スタートでしょうか。

いや、仕事を始めてから7、8年はやってなかったですね。30歳くらいから、Excelを使ってデータを集計したりという感じです。そのタイミングで、ウマニティにも登録しました。

―プロを目指して登録したんですか。

考えてなかったですね。ただ、上手くなりたかっただけです。上のクラスへ行きたいなあくらい。その流れでプロテストを受けて落ちたんですけど、10年くらい前はセミプロというのがあって、セミプロからプロへという流れでした。

―ありがとうございます。レースへアプローチする方法として、“大局観”という言葉を使用されていますが、“予想の核になるポイント”というイメージですかね。

そうですね。レースごとに、能力主体か、展開主体か、ローカル戦だと、一人だけ巧い騎手がいたりするので、そこを中心に考えるのべきなのかという。“大局観”は、“細かい駒の動き”ではなく、全体の成り行きに対する見解の意味で、将棋でよく使われる言葉です。私の競馬予想では、レースへのアプローチが“大局観”で、指数を使った出走馬間の能力比較が、“細かい駒の動き”にあたります。


―よくわかりました。では、今年の桜花賞の“大局観”はどのあたりでしょう。

“大局観”になるかわからないですけど、阪神JFとチューリップ賞のレベルが低いと思っているので、それ以外から狙いたいという考えですね。

―おお。ひとまず、阪神JFとチューリップ賞を、なぜ低レベルと考えるのかを教えていただけますか。

阪神JFは、速い流れのわりに走破時計が遅い。あと、ラスト2ハロンが12秒台。なかなか、そんなマイル戦ないんですよね(笑)。みんな、止まってるという。チューリップ賞は、スローの前残りで、走破時計も遅く、ラスト1ハロン11秒9とかだったと思うんですけど、時計が遅いわりにラストがかかっているので。

―なるほど、言われてみれば。ええ…となると、どの組が有力になりますか。

クイーンC組です。レースレベル的には、アカイトリノムスメの年と同じくらいに考えていて、通常レベルではあるんですけど、今年であれば、クイーンC組かなという判断です。

―クイーンC組のなかでは、勝ち馬を素直に上に取りますか。

はい、ハーパーを上に取りたいと思っています。ただ、馬体重を減らしてたんで、そこは心配ですが…。反対に言うと、馬体重を減らしているなかでも勝ったという。あと、パドック二人で引いてたと思うんですよ。未勝利戦の時は一人で引いてたんですけど。そういう状況で勝ったのも評価できます。


―阪神JFを勝って、抜けた人気になりそうなリバティアイランドは、想定オッズが示すほど強くないという見立てですかね。

そうですね。アルテミスSも、しまいの脚はしっかりしてましたけど、走破時計は遅いですし、いちゃもんはつけられるかなと。ハーパーか、ライトクオンタムなら勝てるんじゃないかと考えています。

ライトクオンタムの新馬戦は逃げ、シンザン記念は差す形で連勝ですが、どちらが合っているとみていますか。

どっちでも大丈夫だと思いますよ。ライトクオンタムは、前走4角くらいでちょっと外に張ってる感じはあったので、右回りの方があってるかもという期待値込みです。ハーパーと、ライトクオンタムなら、ハーパーの方が上ですね。

―荒れそうな気がしてきました。桜花賞オークス秋華賞と続きますが、買うなら桜花賞でこそ、という馬がいれば教えてください。

シングザットソングなんかはそうだと思いますね。前走はいつもゲート出ないのに、ポンとゲート出て、行きたがってなんとか勝ったみたいな競馬なので、壁を作れればパフォーマンスは上がるとみています。ただ、フィリーズレビューのレベル自体は通常くらいかなと。

―穴っぽいところで注目している馬はいますか。

穴っぽいところだと、コンクシェル。前走のアネモネSは、馬体が減っていて、ブリンカーをつけても行きっぷりが悪かったですけど、しまいだけの競馬で2着。これが、馬体を戻して、ブリンカーの効果が出れば、面白いかなと。


取材後記:阪神JF&チューリップ賞低レベル説がハマると大波乱も。コンクシェルは楽しみだなあ、ぶち抜いてほしいですね。賞金的に微妙ですが、大穴でダルエスサラームも挙がっていました。

【シムーン】―元馬乗りの感性が創る芸術予想



育成牧場業務に3年ほど身を投じた異色の経験を活かし、馬の性格や適性、騎手の騎乗技術を的確に分析。鋭い感性とレース映像の徹底検証により、劇的な変わり身を見込める馬を狙い当てるシムーンプロに桜花賞についてお聞きしました。

―今年の桜花賞予想で核になるポイントからお願いします。

一頭断然人気になりそうな強い馬がいるので、その馬の扱いがポイントですよね。

―ネット上の想定オッズではリバティアイランドの1強、あるいはライトクオンタムが近接して、3番人気以下は大きく離れるような形が多く見受けられます。1強とお考えでしょうか。

能力自体は、リバティアイランドが一枚上だと見ています。


―一枚上というのは、牝馬三冠まで視野に入るレベルですかね。マイラーっぽい感じにも映ります。

リバティアイランドはお母さんが2000mのGIを勝っていますし、マイル~中距離で決め手を生かす競馬がベストだと思います。オークスの2400mとなるとどうかですが、極端に折り合いを欠くことは無さそうですし、世代戦なら能力でこなすのではないでしょうか。

―仮にリバティアイランドが凡走するとなれば、どのような展開が想定できますか。

フルゲートで極端な内枠に入った場合は、捌き遅れで差し損ねの可能性はありますよね。実際アルテミスSは3番枠からで負けてますし。これまでは全てのレースで直線外に出して追い込んできていますから、内を突かなければならない状況で伸びて来るかはまだ未知です。極端な内枠に入らなければ中心視できます。

―なるほど、枠順に注目ですね。2人気はライトクオンタムになりそうですが、今回のメンバーに入ったときの能力的位置づけを教えてください。

前走は少頭数でもありレースレベルがそんな高くなかったと思うんですよね。外に逃げ気味の走りだった事もあり操縦性の悪さも気になります。GIで通用する能力があるかはここが試金石ではないでしょうか。

―逃げか、差しかだと、どちらが合うとみていますか。

ディープインパクト産駒で末脚を生かす競馬が合ってそうですが、フルゲートでGIとなると前走のようには行かないと判断します。危険な人気馬の扱いです。


シンザン記念のレベルはそこまでなんですね。ほかに危険だと思う馬がいればお願いします。

人気しないかもしれませんが、モズメイメイのここ2戦は武豊騎手の力で楽逃げスローに落としての連勝なので、乗り替わりでGⅠの流れでは厳しいと思います。

―ありがとうございます。高評価のリバティアイランドに、アルテミスSで先着したラヴェルですが、阪神JFでは4番人気11着でした。前走の敗因と、巻き返しの可能性についてお聞かせください。

前走の敗因は、出遅れと折り合いを欠き気味の走りですよね。何より、デビューから3戦いずれも出遅れています。それで重賞を勝っているので大したものなんですが、GIとなると出遅れ癖が改善されてこないと、上位争いまでは厳しいと思います。

―すっと出てくれるといいんですけどねえ。トライアルに話を移すと、フィリーズレビュー組は例年苦戦傾向にあります。個人的に勝ち馬シングザットソングは、速い流れを先行して押し切る強い競馬に見えました。桜花賞で好走の余地はあるでしょうか。

仰るとおり、前走は強い競馬でした。フィリーズレビュー組が桜花賞で苦戦傾向なのは、1600mでもちょっと長いという馬が、フィリーズレビューに多く出るからですよね。ただ、シングザットソングはそういうタイプではなく、距離が伸びても大丈夫です。2~3走前は出脚が良くなく、最後方から追い込む競馬でしたが、前走でスタートを決めて前目で競馬出来たのが収穫大です。この競馬が出来れば桜花賞でも通用するはずですよ。フィリーズレビュー組だからと舐められるようなら、狙う価値はあります。

―これは楽しみです。チューリップ賞は、前々での決着になった印象ですが、この組から狙って面白い馬がいればお願いします。

ドゥーラを見直したいですね。スムーズさを欠いて、ムチを一発も使えませんでしたから。札幌2歳Sを勝った時は、外に出してムチを打って良い反応をしていましたからそれが出来なかったチューリップ賞は参考外です。穴として面白いと思います。


―最後に、名前の挙がらなかった馬で、注目馬がいればお聞かせください。

コナコースト。私は鮫島克駿騎手が一番好きな騎手なので、初GI勝利の時は是非とも馬券を取りたいと思っているんですよ。コナコーストはノーチャンスな馬ではないので、楽しみはありますね。

取材後記: 私も鮫島騎手大好きなんですよね。角田大河騎手、デムーロ騎手との3強です。学生時代同じクラスなら、ルメール騎手よりデムーロ騎手と友達になると思います。すみません、コナコーストに期待しましょう。

以上、プロ予想家2名の桜花賞への見解と注目馬を紹介しました。今回はわりと両者で見解が分かれましたね。

(文・垣本大樹)

⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
にしのけいごプロの最新予想ページはこちら
シムーンプロの最新予想ページはこちら

※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

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