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過去5年の連対馬からミッキーアイル、ジュエラー、アーモンドアイと3頭のGIホースが出ている“超”出世レース。今年ものちに大躍進を遂げるホープが出現するのか。ある意味、その“お宝馬”を探し当てるのがテーマとなっている。
そして、出走12頭のなかにキラリと光る素質馬がいた。アントリューズだ。
ロードカナロア産駒の関東馬というだけで昨年Vのアーモンドアイと重ねるのは早計だが、8F戦で2戦2勝の走りは将来、一流マイラーに育つ予感を抱かせている。
特に、前走のベゴニア賞が圧巻だった。世界レコードが出たジャパンC当日の東京の超高速馬場は、インを通った馬が断然有利な状況にもかかわらず、外から上がり3F33秒2というケタ違いの末脚でねじ伏せた。3着までが0秒1差という数字以上に力量差を示したといっていい。
しかも、勢いはさらに増している。Wコースの1週前追いで、攻め駆けする僚馬2頭を馬なりでちぎる快走。成長著しい若駒とあって、「体の緩さがだいぶ解消して、動きが良くなってきた」と、栗田徹調教師も目を見張る変身ぶりだ。
初の京都コースにも指揮官は、「合うイメージ。おとなしいタイプなので長距離輸送も問題ないはず」と攻略への手応えを見せる。
デビュー3戦で手綱を取った戸崎騎手から乗り替わりとなるが、心配はいらない。鞍上を任された川田騎手は、外国人ジョッキーが猛威を振るった昨秋のGI戦線で大車輪の活躍を見せた。スプリンターズSをファインニードルで勝つなど、出走機会【1・2・2・2】ですべて掲示板を確保し、絶大な存在感を示した。新パートナーを3連勝に導いてくれるに違いない。
“究極の3連単”はアントリューズを1着、ミッキーブリランテを2、3着に固定した12点で勝負する。(夕刊フジ)
★シンザン記念の出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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