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ドバイのモハメド殿下が所有するノトーリアスが、土曜の京都4R新馬戦(ダ1400メートル)でデビューする。昨年11月に認可された海外居住馬主の所有馬としては出走第1号だ。コンビを組む武豊騎手は17日の追い切りに騎乗。「乗りやすいし、気性も素直。これだけ注目されているんだし、新馬勝ちしたい」と楽しみにしている。
世界最大の競馬グループ「ダーレー」の代表を務めるモハメド殿下=UAE副大統領、ドバイ首長=の愛馬ノトーリアスが、20日の京都4R新馬戦(ダ1400メートル、16頭立)でベールを脱ぐ。
1月10日に入厩し、順調に調整されてきた。17日は、武豊騎手が手綱を取ってCWコースで追い切られ、6ハロン84秒6、ラスト1ハロン12秒5をマーク。坂路を含めて6本の追い切りをこなして仕上がりは上々だ。
「殿下の馬ではハートレイク(名義はゴドルフィン)で安田記念(95年)を勝たせてもらったし、海外遠征時にもよく乗せてもらって勝ったよ。この馬はとても乗りやすいし、気性も素直。これだけ注目されているんだし、新馬勝ちしたいね」とユタカもデビューVを意識する。
ノトーリアスは18日はプール調教でリラックス。デビュー戦に向け、調整も詰めの段階に入ってきた。「ゲート試験も一発で受かるなど学習能力は高いですね。追い出してから体が沈むし、走るフォームがきれいだ。ユタカ君も絶賛してくれたよ。馬体重も470キロぐらい。どんな競馬をしてくれるか楽しみ」。安田隆調教師は期待を込める。
ハートレイクの他にもシングスピールで96年のジャパンCを勝つなど日本でも大レースを制覇してきたモハメド殿下が、新たに『海老、白袖海老一本輪』の勝負服でJRA馬主として迎える記念すべき初陣。鞍上に武豊を指名し、日本競馬の歴史に新たな1ページを刻む。(片岡良典)
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