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今週の東京日曜メインは東京新聞杯。春のマイルGIにつながる一戦にGI馬3頭がそろった。中でも注目は、昨年のヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリード。昨秋の府中牝馬S3着後は、目の外傷もあり、ここが今年の始動戦となる。自慢の切れ味で2018年の好スタートを切る。
春のマイル女王に輝いた思い出の舞台で、秋の無念を晴らす。昨秋の府中牝馬S3着以来となるアドマイヤリードが、2つ目の重賞タイトル奪取に燃えている。
「坂路でしっかり乗り込んでいますし、年明け初戦でも力は出せると思います。久しぶりですが全く問題ないです」
北村助手が、愛馬のデキに太鼓判を押した。前走後はマイルCSを目指していたが、目に外傷が発覚して出走を断念。その後は陣営の懸命なケアで完治し、年明けに帰厩。この始動戦に向けて、坂路主体でじっくり調整を積んできた。
「もう目の方は大丈夫ですよ。攻め馬もしっかりできているので」
復帰戦としては申し分ない舞台だ。前回、東京マイルを走ったのは昨年のヴィクトリアマイル。後方待機から直線で馬群をこじ開けるように追い込み、GI初Vを飾った。その後、札幌のクイーンS(1800メートル)で6着。秋の府中牝馬S(1800メートル)は3着と歯がゆい結果が続いたが敗因はわかっている。
「(2走前は)直線の短い小回りも合わなかったし、ルメールも『距離が長い』と言っていた。前走も久々の東京輸送でテンションが高かった」
距離短縮となる今回は、全5勝のうち3勝を挙げている得意のマイル。しかも広い東京の直線なら、持ち味の末脚の爆発力を思う存分発揮できるはずだ。
「小柄なぶん、切れ味があるからね。順調にきているし、舞台設定も問題ない。1600メートルがベストだからね」
昨年の「春のマイル女王」が狙う、マイル界の頂点の座。不運に泣いた秋の雪辱を果たし、今年の主役を“リード”するために…。始動戦から、負けてはいられない。(長田良三)
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