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ドイツ競馬で活躍していたイタリア人のダニエレ・ポルク騎手が4日、がんのため34歳の若さで亡くなり、競馬界に深い悲しみが広がっている。昨年11月5日にクレフェルト競馬場で挙げた通算892勝目が最後の勝利となり、イキートスに騎乗したジャパンCが最後のレースとなった。
ジャパンCへの騎乗は「子供の頃からの夢のひとつ」と強い意志を親しい関係者に示していたそうで、日本への遠征後は母国イタリアに戻り、家族との時間を過ごしていたという。
16歳で騎手デビューを果たしたポルク騎手は、2008年にエステホでローマ賞を制してGI初勝利を挙げると、その翌年にドイツ南西部へ移籍。13年にP・シールゲン厩舎のセカンド騎手としての仕事をつかみ、独GI、トルコGIIを勝つなどトップ騎手として活躍した。
葬儀は8日にミラノ郊外でしめやかに営まれ、訃報が届いた先週はフランスでも全騎手が袖に喪章をつけてレースに騎乗するなど、哀悼の輪が広がっている。 (在仏競馬記者)
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