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昨年まで阪神で行われていた秋の砂王決定戦、JCダートが衣替え。名称を変え、コースも替えて中京を舞台に「第15回チャンピオンズC」(7日、GI、ダ1800メートル)として行われることになった。中心はフェブラリーSを制したコパノリッキー。前走のJBCクラシックもVと、勢いはとどまるところを知らない。
フェブラリーSで最低16番人気Vを飾ったコパノリッキーがそのあとも進撃を続けている。かしわ記念1着→帝王賞2着→JBCクラシック1着と、今年はGI4戦で3勝・2着1回。逃げたJBCは2着クリソライトを3馬身突き放し、軽々レコードをマークとまさに独壇場だった。
「前走は夏負けで南部杯をパスしたあとだったので、正直7~8分のデキ。それに折り合いを欠きながら2着に負けた帝王賞と同じ2000メートルだったので、3着以内ならと思っていたが、強い競馬をしてくれた」と村山調教師。その強さは陣営の予想をはるかに上回っている。
27日の1週前追いはCWコース単走で6F85秒5、ラスト1F13秒1と時計はかかったが、「重い馬場を考えれば時計はこんなものでしょう。最後までしっかり動けていたから大丈夫」とトレーナー。秋の大目標にも納得いく状態で臨める。
勝てば文句なく最優秀ダート馬の称号が得られるが、「他もここを目標にしているから、そんなに簡単に勝てるとは思わない。とにかく1戦1戦いい状態に仕上げてレースに臨ませる。まだ4歳だし、もしダメならまた来年という気持ちで挑みたい」と、陣営に甘えがないのも強さの秘密のひとつか。過去にウイングアローとトランセンドしか成し遂げていない、JRAダートGI年間完全制覇はもうすぐだ。(夕刊フジ)
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