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今週は新潟で3歳ダートGIIIのレパードSが行われる。もうひとつのJRAの3歳ダート重賞のユニコーンSの覇者ベストウォーリア、ジャパンダートダービー(JDD)を勝ったクリソライトの名前はなく混戦模様だ。
実績では兵庫ジュニアグランプリを勝ち、ユニコーンS、JDDともに3着のケイアイレオーネ(栗東・西浦勝一厩舎、牡)が一歩リード。春にはドバイのUAEダービー(10着)にも出走しており、経験値で他馬を圧倒する。帰国初戦のユニコーンSは体調が本物ではなかったものの、後方から早めに追い上げて3着。地力の高さを見せた。前走のJDDは勝ち馬から離されたが、距離が少々長かった印象。200メートルの距離短縮はプラスになる。
サトノプリンシパル(栗東・矢作芳人厩舎、牡)は御嶽特別で古馬相手に逃げ切り勝ち。伏竜Sでも3着に粘っている実力の持ち主で、すんなりハナを切れればしぶとい。ただし、逃げられなかった昇竜Sは10着と大敗しているだけに、自分の形に持ち込めるかがカギとなる。
その御嶽特別で追い上げて3着だったインカンテーション(栗東・羽月友彦厩舎、牡)は、続く濃尾特別を快勝。勝ちタイムは翌日のオープン特別ジュライSより速く、時計勝負にも強いことを証明した。御嶽特別はつまずいて後方からの競馬になったが、近走の安定した内容ならここも崩れそうにない。
ユニコーンSをフレグモーネで取り消し(馬番確定前)たジェベルムーサ(美浦・大竹正博厩舎、牡)は、仕切り直しの彦星賞を出遅れながらも早めに追い上げてV。ユニコーンSを使わなかったぶん、まだ上積みが見込めそうだ。
未勝利から3連勝で関東オークスを制したアムールポエジー(栗東・野中賢二厩舎、牝)は、2着に5馬身差をつけての完勝。牡馬相手でも互角の勝負が見込める。同レースで2着だったオメガインベガス(美浦・堀宣行厩舎、牝)は、スタートでやや後手を踏んだぶんと、初めてのナイターに戸惑ったことが敗因。スムーズなら巻き返しがあっていい。
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