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【菊花賞】オルフェ陣営「周り見ていける枠」

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【菊花賞】オルフェ陣営「周り見ていける枠」

 菊花賞(23日、京都、GI、芝3000メートル)の枠順が20日午後、確定した。史上7頭目の3冠を狙うオルフェーヴルは〔7〕枠(14)番。外枠からいかに折り合いをつけて運べるかが、偉業達成のポイントになりそうだ。ウインバリアシオンは〔7〕枠(13)番、トーセンラーは最内の〔1〕枠(1)番を手に入れた。賞金900万円の抽選組はルイーザシアター、スーサングレート、ゴットマスタング、ハーバーコマンドが出走権をゲットした。

 菊花賞は21日午後2時から一部ウインズで金曜発売が実施される。

出走予定馬

 史上7頭目の3冠制覇がかかるオルフェーヴルは〔7〕枠(14)番に決まった。

 スタート後まもなく迎える3コーナーや、内枠の馬が上位にきた先週の秋華賞の結果をふまえ、枠順決定前はほとんどの陣営が内めを希望していた。同様に池江寿調教師も「〔6〕枠より内がほしい」と話していたが、「(後入れの)偶数枠はいいし、今は自分で動いてもいける。どんな流れにも対応できるはず」と不安の色はまったくない。投票所に現れた川合調教助手も「どこでも心配はないし、むしろ出だしから周りを見ていける枠ですね。1周目のスタンド前がポイントになるけど、以前より折り合いがつけられるようになりましたから。今週の追い切りも次元が違う走りだったし、大丈夫ですよ」と陣営は2冠馬に絶対的な信頼を寄せる。近年でも08年オウケンブルースリが優勝しているゲンのいい枠だ。

 20日の朝は乗り運動を行った。以前は追い切り翌日には引き運動のメニューだったが、「元気が良すぎるからね。先週から追い切りの次の日は乗り運動にしている。闘志を内に秘めていい雰囲気」(池江寿師)と、より強い負荷をかけても問題ないほど、体調は最高潮にある。トリプルクラウンへ-。オルフェーヴルの進撃をさえぎるものはなにもない。 (板津雄志)

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