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【有馬記念】ドウデュースが右前跛行で出走取消…ラストランを前に無念のリタイア

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【有馬記念】ドウデュースが右前跛行で出走取消…ラストランを前に無念のリタイア

天皇賞・秋ジャパンCを連勝中のドウデュース(栗・友道、牡5)が右前肢跛行のため、ラストランに予定していた有馬記念(22日、中山、GⅠ、芝2500メートル)への出走を取り消した。JRAが20日、発表した。

秋3戦目を迎える今回、史上最多得票でファン投票1位に輝き、連覇を目指して調整。18日に栗東Pコースで6ハロン82秒5-11秒6をマークしていた。20日の朝も栗東で調整していたが、コースからプールに移動している最中に歩様の乱れが確認され、友道調教師が松島オーナーと協議し、出走取消が決まった。

友道調教師は「水曜日に追い切りして、終わってからも問題ありませんでしたが、きょう(20日)、普通キャンターを終えてプールに行こうとした際に、少し歩様に乱れがありました。現状で分かっていることはここまでです。これだけの馬なので、競馬で何かあったらいけないので、オーナーとも話して『出走は見合わせよう』と。ファンの皆さまに申し訳ないという気持ちが一番です」と語った。

22日のレース後に予定されていた引退式は中止。引退の方針にも変わりなく、年内には種牡馬として繋養される北海道安平町の社台スタリオンステーションへ移動する見通しだ。友道調教師は「来年夏の函館、札幌とかのパドックで、お披露目式などできればいいなという話は、オーナーともしました」とも話した。「武豊騎手とも電話で話して『仕方ないね』と。ドウデュース以上の馬で頑張りましょうということで、4年後に産駒でお願いします」と前を向いた。


過去の有馬記念では、1971年にファン投票1位のアカネテンリュウなど3頭が感冒のために出走取消。近年では2010年に同年のジャパンCを制したローズキングダムが、レース2日前に疝痛のため出走取消となった例がある。



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