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10月29日の東京11Rで行われた「第168回天皇賞・秋」(3歳以上オープン、GI、芝2000メートル、定量、11頭立て、1着賞金=2億2000万円)は、クリストフ・ルメール騎手の1番人気イクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)が直線で弾けるように伸びて驚愕(きょうがく)のレコードタイムで圧勝した。タイムは1分55秒2(良)。
史上6頭目の天皇賞春秋連覇を狙ったジャスティンパレス(6番人気)は、1000メートル通過57秒7のハイペースでレースが流れる中、後方2番手で脚をためると直線では大外からメンバー上がり最速33秒7の末脚を駆使し2着に入った。
◆横山武史騎手「ゲートの中がうるさいと聞いていたので、いろいろと策は練ったのですが…。本来は前で競馬をするプランでしたが、スタートが決まらず後ろから。それでも思った以上にペースが速かったので結果的にいいポジションになりました。イクイノックスは強かったですが、この馬もよく走ってくれたと思います」
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