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北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開催されている国内最大の競走馬セリ市、「セレクトセール2023」。2日目の11日は、当歳馬セクションに世界から注目を集める若駒が231頭上場されている。
上場番号316番の「カーレッサの2023」(父コントレイル、牡)は、7200万円(税抜き、以下同)で(株)ノースヒルズが落札。また、上場番号329番の「バイバイベイビーの2023」(父コントレイル、牡)は、激しい競り合いの末に3億3000万円という高額で前田晋二氏が落札した。前田氏は、ノースヒルズの代表を務める前田幸治氏の弟。2頭の父コントレイルは無敗の3冠制覇を成し遂げた注目の新種牡馬だけに、コントレイルの生産者でもあるノースヒルズが、チーム全体として産駒を高く評価した形だ。
ノースヒルズの前田幸治代表は、バイバイベイビーの2023について「2億円が予算だったけれど、いい馬でどうしても落としたかったですからね」と予算オーバーでも絶対に引かない構えで落札した若駒への思い入れを口にした。そのうえでコントレイル産駒全般について、「全体的に馬の形や顔が良く、脚も真っすぐで肉付きもいい馬が多く、期待していますよ」と評価。惜しみない賛辞を送った。
バイバイベイビーの2023は、父を管理した矢作芳人調教師に預託される予定。矢作師は「さすがに少し高いかと思いましたが、改めてコントレイルの評価が高いことを感じました。血統も祖母がヨーロッパの一流血統です。父を超えられるように育てていきたいですし、育てなければいけませんね。馬は顔や体など、全てがいいですよ」とこちらもコントレイル産駒のポテンシャルに大きな期待を寄せている。
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