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古馬王道のチャンピオンを決める天皇賞・春(28日、京都、GI、芝3200メートル)に出走するフィエールマン(美浦・手塚貴久厩舎、牡4歳)の追い切りが24日、茨城・美浦トレセンで行われた。主戦騎手のクリストフ・ルメール(39)が騎乗してウッドチップ(W)コースで軽快な動きを披露。約3カ月ぶりのレースとなるが仕上がりに不安はなく、サンケイスポーツ調教評価は最高の『S』となった。唯一のGIホースが、平成最後のGIを締めくくる。
平成最後の盾へ、気高く、勇ましく突き進む。菊花賞馬フィエールマンが堂々たる走りを披露した。美浦まで駆けつけた主戦のルメール騎手が頬を緩ませる。
「すごくいい追い切りでした。最後までずっと加速して、いい脚を使ってくれました。走りたがっているし、パワーアップしていると思います」
今にも泣き出しそうな曇天の下、Wコースでゴルトマイスター(3歳500万下)を2馬身追走。鞍上と呼吸を合わせて徐々に差を詰め、スパッとはじけそうな手応えを残したまま、馬体を併せてゴールした。10日のWコース5ハロン64秒8、17日の同65秒5に続いて、6ハロン82秒0-12秒3(G前仕掛け)と3週連続で好タイムをマーク。サンケイスポーツ調教評価は文句なしの『S』だ。
桜花賞(グランアレグリア)、皐月賞(サートゥルナーリア)とGI連勝中のルメール騎手は、Vなら自身3度目のJRA・GI実施機会3連勝&保田隆芳、武豊に次ぐ史上3人目の8大競走完全制覇。JRA通算1000勝に“あと3”と迫っており、「(天皇賞で達成できれば)面白い、楽しいですね。平成最後の天皇賞をぜひ勝ちたいです」と意気込む。
手塚調教師も「今週は輸送もあるのでそれほどメイチでなくていいと思っていたが、思った以上に時計が出た。それだけ状態がいいのでしょう」と声を弾ませた。今季初戦のAJCCはアタマ差2着に終わったが、帰厩後に熱発するなど順調さを欠いた影響もあった。指揮官は「(調整)ミスといえばミス。申し訳なかった」と自戒したうえで、「前走の過程より数段いい」と胸を張る。
今回は中97日での参戦。戦後に行われた春の盾を3カ月以上の休み明けで勝った馬は1頭もいないが、トレーナーは「休み明けの意識は全くない」と言い切る。ドバイ遠征も視野に入れて福島・ノーザンファーム天栄で乗り込まれ、「1度見に行ったときの動きも素晴らしかった」。臨戦態勢は整っている。
天皇賞の結果次第では仏GI凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン、芝2400メートル)に登録するプランもある。「母がフランスで走っていたことも踏まえてオーナーが考えているのでしょう。適性を備えていると思うし、秋に希望の持てるレースになれば」と手塚調教師は思いをはせる。
平成の最強馬ディープインパクトのDNAを受け継ぐフィエールマンが、GI2勝目を飾って令和の主役へ名乗りを上げる。(漆山貴禎)
★最少キャリアVへ
フィエールマンは菊花賞をキャリア3戦で勝ち、同レースの最少キャリア優勝記録を更新した。キャリア5戦となる今回も、勝てば天皇賞・春の最少キャリア優勝となる。これまでの記録は、キャリア8戦のオーライト(1947年優勝)。平成ではメジロマックイーン(91年)、ディープインパクト(06年)、キタサンブラック(16年)のキャリア9戦が最少。
8大競走 皐月賞、ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス、天皇賞春・秋、有馬記念のこと。1984年にグレード制が導入されるまで、重賞の中でも格上だった。
★天皇賞・春の特別登録馬はこちら 調教タイムも掲載
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