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牝馬限定のダートグレードでは唯一、ハンデ戦で行われるクイーン賞。このレースは前走JBCレディスクラシックの上位馬に優先出走権がありますが、ハンデを背負わされることを嫌って出走して来ないことも少なくありません。また、JBCレディスクラシックの優勝馬は、今年のアンジュデジールのように、牡馬相手のチャンピオンズカップに出走することも多く、この隙にこれまで牝馬限定の交流重賞の出走枠に入れなかった馬が、新規参戦してくることも多いです。
しかし、同年のJBCレディスクラシックで3着以内だった馬が出走してくれば有力。2011年のJBCレディスクラシック創設以降の過去7年で【1・2・2・0】と複勝率100%を誇ります。1着の該当馬は、2013年・アクティビューティ、2014年・トロワボヌール。2着の該当馬は、2012年・クラーベセクレタ、2015年・トロワボヌール。3着の該当馬は、2011年・カラフルデイズ、2017年・ラインハートです。
また、前走JBCレディスクラシックで4~5着も活躍しており、それらの成績は過去7年で【1・2・2・1】。1着の該当馬は、2016年・トロワボヌール。2着の該当馬は、2013年・カラフルデイズ、2014年・アクティビューティ。3着の該当馬は、2014年・ブルーチッパー、2017年・アンジュデジールです。
4~5着だった馬の共通項は、同年のG2で連対実績があるか、G3の優勝勝ちの実績があるか、JBCレディスクラシックの直前のレースで連勝しているかのどれか。一方、JBCレディスクラシックで4着ながら、このレースで4着に敗れたパールシャドウは、軽ハンデに恵まれて準オープンを制し、JBCレディスクラシックで前崩れの展開に恵まれて4着と好走した馬でした。
つまり、馬券の中心は、前走JBCレディスクラシックで3着以内の馬。その次が4~5着以内の馬ですが、同年のJBCレディスクラシックで5着以内の馬が2頭以上出走して来ない場合には、一気に波乱度が高まります。6番人気のレッドクラウディアが優勝した2012年、7番人気のサクラサクラサクラが2着入線した2013年、そして5番人気のタイニーダンサーが2着入線した2016年も前走のJBCレディスクラシックで5着以内の馬が1頭しか出走していない年でした。
同年のJBCレディスクラシックで5着以内の馬がほとんど出走していないとなると、つい2016年に2番人気に支持されたマイティティーのような連勝タイプ、着順が綺麗にまとまったハンデが軽い新興勢力に目がいってしまいがちです。しかし、このレースでは、トップクラスと戦ってボロボロな着順になってしまっている既成勢力のほうが、よっぽど活躍しています。
レッドクラウディアは前走のスパーキングレディーカップで4着、サクラサクラサクラは前年のJBCレディスクラシックの3着馬でありながら、その後調子を崩し、休養明けのここで復活した形。また、昨年の2着馬タイニーダンサーもスパーキングレディーカップ・3着、ブリーダーズゴールドカップ・2着とG3では善戦を見せてはいるものの、G2やG1では驚くほど負けていた馬でした。
確かに新興勢力では、2011年に前走準オープン勝ちのプレシャスジェムズが2着、2015年にはこのレースが初ダートだったディアマイダーリンが優勝していますが、むしろ過去10年でこの2頭しか連対していないことのほうが問題。長い目で高配当を期待するのであれば、G1で通用せずとも過去1年以内のG3で4着以内の実績がある馬を狙うことをお薦めします。
また、2009年・パノラマビューティ、2010年・トウホクビジン、2012年・アドマイヤインディなど、10番人気以下の馬が3着に食い込んでいる点もご注目。これらの共通項は、(1)地方馬、(2)前走3着以内、(3)ハンデが51~52kg、(4)差し、追い込み馬ということ。パノラマビューティ、トウホクビジンの活躍は、JBCレディスクラシック創設前ですが、アドマイヤインディの活躍した年は、JBCレディスクラシックで5着以内だった馬が、クラーベセクレタしか出走していない年でした。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・前走のJBCレディスクラシックで3着以内の馬。
・前走のJBCレディスクラシックで5着以内の馬。
(同年のG2で連対実績があるか、G3勝ちの実績があるか、JBCレディスクラシックの手前のレースで連勝していることが条件)
●穴馬候補
・G1で通用せずとも過去1年以内のG3で4着以内の実績がある馬。
・前走3着以内、ハンデ51~52kg、差し、追い込みの地方馬。
※前走のJBCレディスクラシックの5着以内の馬が1頭以下の出走であるとより期待できる。
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◎には今年の関東オークスの覇者(7)ラインカリーナを推します。
関東オークスは、着の南関東二冠馬トーセンガーネットがラインカリーナに2.5秒差もつけられたようにハイレベル。
決着指数もブリーダーズGCやレディースプレリュードやを上回るものでした。
前走の太秦Sはオーバーペースで逃げて4着に失速したものの前走で厳しい流れを経験したことで今回での粘り強化が期待できます。
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【レース結果】
◎ラインカリーナ(単勝2,9倍)の複勝130円 的中!!!
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https://nar.umanity.jp/professional/coliseum_view.php?user_id=3100000007&race_id=2019121119090311
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