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【東西現場記者走る】胴長アフリカンゴールド警戒

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【東西現場記者走る】胴長アフリカンゴールド警戒

 菊花賞の勝ち馬を探すGI連載『東西現場記者走る』で、東京サンスポの板津雄志記者(39)は引き続き栗東トレセンで関係者に密着。連載5日目は4頭出しのステイゴールド産駒から連勝中のアフリカンゴールドに注目した。勢い、コース適性、血統背景は申し分なし。オルフェーヴル、ゴールドシップで過去2勝の長距離砲の血が“乱菊”を演出するか。

 ステイゴールド産駒が4頭の多頭数出し。過去にオルフェーヴル、ゴールドシップで2勝を挙げ、レインボーラインは9番人気で2着に激走するなど、この菊花賞で何度も存在感を示してきただけに警戒が必要だ。

 上位人気が濃厚のエタリオウは初日に取り上げたので、今回はステイ産駒の伏兵から狙えそうな馬を探した。穴馬レーダーに引っ掛かったのは(10)アフリカンゴールドだ。

 「胴長でいかにもマラソンランナーという体つき。心肺機能もすごい。競馬が終わっても息があがって帰ってくることが少ない。長距離は向いていると思うよ」

 西園調教師は未知の3000メートルに対して自信をのぞかせる。500万下→1000万下と強い内容で連勝。メンバーでただ一頭、2400メートルで2勝している事実も後押しする。「クラスが上がるたびに強い競馬をする。底を見せていないから」と期待は大きい。

 キャリアの全7戦は(9)(4)(6)〔1〕(2)〔1〕〔1〕着。これだけ成績がガラッと上向く馬も珍しい。勝負服がゴドルフィンブルーに変わったから? いやいや、ちゃんとした理由はある。「最初の頃は気に入らないと馬場に入らなくて、気性に難点があった。今は競馬にいけば素直に走る。精神面の成長が大きい」というのがトレーナーの見立てだ。

 また、デビュー3戦はごちゃつきやすい内回りだったが、連対した近4戦は広いコースだった。「確かにそれもあるね。キャンターの1完歩が大きくて伸び伸び走るタイプだから。今回はメンバー的にもたぶん縦長の展開になって乗りやすいでしょう」。1勝2着1回の京都外回りなら能力発揮に支障はない。

 全4連対の手綱を取った松若騎手も「(3~4コーナーの下り坂が特徴の)京都外回りはトリッキーですが、2度経験しているのは強み。自在性もあるので流れに乗りやすいし、枠(〔5〕枠(10)番)も真ん中で悪くないです」と手応えを明かす。

 半兄がドバイワールドCを勝ったアフリカンストーリーという底力ある血統背景も魅力。好配当の使者になる可能性は十分だ。 (板津雄志)

★菊花賞の枠順はこちら 調教タイムも掲載

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