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第54回有馬記念(27日、中山GI、芝2500メートル)前評判が高かった3歳勢をけ散らしたのは、ことしの宝塚記念優勝馬で5歳牡馬のドリームジャーニーだった。
49年ぶりの3歳牝馬制覇を目指して最後の直線で先に抜け出したブエナビスタをとらえて、GI3勝目の栄光のゴールに。池添騎手は「道中も手応えは十分。ブエナの外に並んだとき、負けないと思った。絶好調だった宝塚記念に近い出来に仕上げてくれたスタッフに感謝です」と、歓喜の涙を流しながら熱く振り返った。
池江泰寿調教師はパドックを周回している姿を見て手応えをつかんでいたそうだ。「軽くステップしながらパドックを回っていたので負けない自信はありました」と満面に笑みを浮かべた。
ドリームジャーニーの父ステイゴールドは有馬記念は3着が最高。国内GIでは善戦止まりだったが、7歳の冬に香港国際競走でついにGIを勝つなど息の長い、晩成型の馬だった。
当時、調教助手だった同調教師は「父によく似た成長を見せているので来年、再来年はもっと強くなると思います。来年の目標は春の天皇賞と宝塚記念の連覇」と力強く宣言した。
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