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誰もが注目するグランプリの追い切り日。にもかかわらず、栗東トレセンは朝から濃霧に包まれた。特に悲惨だったのは朝一番のCWコース。ゴールを過ぎる瞬間にうっすらと馬の影が見える程度で、記者席は「今のがたぶんキタサンブラックだ」などと大混乱に陥った。勝ち馬探しの決め手となるはずの追い切りがこれでは…と藤沢はさらに頭を悩ませることになった。
最も苦労したのは関西競馬エイトの時計班だ。池江厩舎からは時計班に向けて、具体的な併せ馬の組み合わせや順番が伝えられたため、何とか手応えや併走の状況を把握できたが、それ以外の朝一番に追われた馬たちは文字通り五里霧中…。ほとんど見えない中で、目をこらして高速で駆け抜ける馬たちを見極める作業が続いた。関西テレビの解説でおなじみの高橋賢司トラックマンも「こんな濃霧は記憶にありません…」と疲れ切った表情を浮かべていた。
水戸、片岡、柴田、板津の4記者が詰めている美浦にも、「どうやら栗東は濃霧らしい」という噂が朝一番に伝わってきた。それを聞いたJRA美浦トレセンの今井場長は「珍しいね。栗東は雪は降るけど、霧といえば美浦なのにね」と首をかしげていた。
東京本社には、花田がこちらも珍しくスーツ姿で出勤。有馬記念フェスティバルの取材に行くための装いだ。「原稿が終わったら平和島ボートで他場のナイター舟券を買って、もうけたら五反田の繁華街に繰りだそうと思うのですが大丈夫ですか?」とデスクに“提案”したが、「ふざけてんのか!!」と一喝された。そのフェスティバルでは枠順抽選会の終了後、レセプションパーティーを施行。JRAの後藤正幸理事長(65)から、競馬界の枠を超えて話題を提供した北島三郎オーナー、武豊騎手とともに、根本康広調教師(60)と藤田菜七子騎手(19)にも記念品が贈られた。菜七子騎手はグレーのスカートスーツで登場。パーティーに花を添えていた。
BSフジで放映された枠順抽選会の様子を、東京本社の面々も固唾をのんで見守った。キタサンブラックが〔1〕枠(1)番に決まると、編集局でもドッと歓声が上がる。「さすがだなあ」「千両役者だね」などの声も。一瞬は笑顔も見えたレース部の競馬部隊だったが、すぐに表情は引き締まった。そう、締め切りまでの時間は短い。そして、決戦まではあと3日-。
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