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京都競馬のメーン、マイラーズCは安田記念(6月3日、東京、GI、芝1600メートル)に向けての重要なステップレース。GI昇格後、3歳馬として初めて安田記念を制したリアルインパクトが、休み明けを使われて上昇している。その快挙以来、勝利から遠ざかっているが、久々の勝利へ向けて陣営の期待も高まっている。
関東のマイル王リアルインパクトが安田記念連覇に向けて復活の春を迎える。前走の中山記念は約2カ月ぶりの実戦で3着。開幕週で馬場が荒れていないこともあり、3番手から最内を回って直線を迎えたが、外からフェデラリストに差され、逃げたシルポートも捕らえ切れなかった。
「馬場は悪かったけど内枠で有利ということもありました。最近は前めにつけてもいい脚が使えるけど、それにしても反応がもうひとつだった気がします」
橋本調教助手は道悪よりも間隔が開いたことに敗因を求めた。今回も中7週と間隔は開いたが、「ドバイ遠征という話もあったので、間が開きましたが、それ以外はこのレースから安田記念へというのは予定どおり。週末にも時計を出しているし、前回の休み明けとは違いますよ」と、仕上がりの良さを強調する。
12日の1週前追い切りでは美浦Wコースでストローハット(牡3、OP)、サトノディライト(牡5、500万下)を追走して5ハロン67秒2、3ハロン37秒9-12秒8の好反応で併入して、橋本助手の言葉を裏付ける好仕上がりを見せている。
「今回は反応がどれだけ戻っているか、というところですが、あれだけ追われれば実戦でも違うはず。58キロも苦にするとは思いません」
目標は安田記念とはいえ橋本助手の期待は高まっている。昨年はGI昇格後の安田記念を3歳馬として初制覇した。それ以来、勝ち星から遠ざかっているが、久々に先頭でゴールを駆け抜けるチャンス到来だ。 (柴田章利)
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