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【ゴールドシップ最後の闘走】松井装蹄師、引退惜しむ「状態は磨きかかってる」

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【ゴールドシップ最後の闘走】松井装蹄師、引退惜しむ「状態は磨きかかってる」

 約4年半にわたって芦毛の怪物の脚元を守り続けてきたのが、松井隆幸装蹄師(34)。競走生活が長くなると、普通は体のどこかに痛みや衰えが出てくるものだが、「引退するのが惜しいくらい。来年も現役を続けられますよ。状態は、むしろ磨きがかかっていると思えるほど」と話す。

 2歳夏からのつき合いのなかで、脚部不安はもちろん、ソエ(管骨骨膜炎)すら一度も発症したことがない。「このレベルの馬ではホント、珍しいですよ。どこも悪いところがないなんて」と舌を巻く。

 競走中の荒々しさとは裏腹に、蹄(ひづめ)の手入れを受ける際はとてもおとなしい。しかも「優等生の爪(蹄)。とてもきれいです」。苦労したことといえば、4歳秋に左前の蹄が内向(ないこう)しかかったときくらい。

 「削蹄で真っすぐにしました。もともと真っすぐなので、状態維持に努めました。その期間だけですかね、あえて苦労したといえば」

 皐月賞制覇が一番の思い出だ。「印象に残っていますね。ボクの担当馬の初のGI勝ちだったので」と目を細める。脚の運びは左右のブレがない。「体の使い方は才能、天性のモノ」。勝てばトップタイのJRA・GI7勝目を達成する。「無事に競走生活を終えて種牡馬になってほしいですね。できれば有終の美で」。笑顔でエールを送った。 (宇恵英志)

松井 隆幸(まつい・たかゆき) 1981(昭和56)年3月20日生まれ、34歳。滋賀県出身。JRA装蹄師。父、兄ともに助手の競馬ファミリーで、サラリーマン生活を経て、“カリスマ”と言われる西内壮装蹄師のもとで修行を積んで、現在に至る。有馬記念にはゴールドシップの他、サウンズオブアースヒットザターゲットの両担当馬も出走予定。

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