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コロンバスサークルが美浦のポリコースで、5ハロン62秒1、終い1ハロン12秒5と絶好のアクション。今回は初の重賞だが、陣営期待の素質馬で、しかも中山芝コース、道悪にも実績があり、戴冠のチャンスは十分だ。関西ではダート重賞のエンプレス杯を勝ったブラボーデイジー、実績上位のザレマが不良の坂路で好気配をアピールした。
重賞初挑戦となるコロンバスサークルが圧巻の動きを披露した。
雪と雨で重馬場になったポリコース。単走でスタート直後からグングン加速。リズム良く首を動かし、コーナーリングもスムーズ。直線に入ってさらにスピードを上げ、ゴールまで一杯に追われて5ハロン62秒1、3ハロン36秒2-12秒5の好時計だ。
「3角から少し速くなったが、無理はしていない。直線も余裕たっぷりでいい動きだっね」と小島太調教師は笑みを浮かべた。
コロンバスサークルは08年11月にデビューし、初勝利は昨年5月23日の7戦目。その後3カ月半ほど休養し、秋に復帰してから(2)〔1〕(3)〔1〕(5)〔1〕と堅実だ。体重に大きな変化ないが、中身がパンと詰まって筋肉質になった。以前よりスタートが安定した点も好走の要因だ。
準オープンの前走は、実力牡馬相手に上がり3ハロン最速タイの33秒6で馬群を割って差し切った。「ヒヤッとしたけど、強かったね。馬群の中でもまれる窮屈な競馬の方が合う。その特性をつかむのに時間がかかったよ」と小島太師は振り返る。
今の中山コースは2週連続雨中の開催で、芝は良といえども時計がかかる。コロンバスサークルは今回と同じ中山芝1800メートルを稍重で勝利。2000メートルだが重馬場でもV歴がある。53キロと恵まれた斤量も後押しする。
「少し遅くなったが、血統、資質の高さを見せる時が来た」。重賞初挑戦といえども気後れなし。コロンバスサークルと小島太調教師が、自信を持ってタイトル取りに挑戦する。(松永昌也)
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