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09年GIの第1弾・フェブラリーS。日刊紙ランキングで先々週1位、先週2位と絶好調のサンケイスポーツ・加藤隆宏記者はGI3連勝中のカネヒキリに自信の◎。屈腱炎から奇跡の復活、昨年は2度目の最優秀ダートホースに輝いたカネヒキリ。今回はシンボリルドルフ、ディープインパクトも果たせなかったGI8勝目の金字塔を堂々と打ち立てる。確定枠順へ
難しく考える必要はない。ダイワスカーレットがリタイアしたため、勝負付けが済んだほぼ既成勢力同士による一戦。王者カネヒキリが戴冠する可能性はかなり高い。
屈腱炎による長期ブランクから、復帰2戦目となったJCダートで劇的なカムバックを遂げると、東京大賞典、川崎記念を連勝。往年の力を取り戻しただけではなく、年齢を重ねたぶん、以前よりも風格が出てきた感じだ。
使い込んできているので疲労だけが唯一の心配だったが、中間の乗り込みは入念。脚部に不安はなく、追い切りで坂路4ハロン52秒9をマーク。上がり目こそないが、状態は安定している。このレベルの馬なら絶好調である必要はなく、普通のコンディションであれば、きっちりと能力を出せる。
体調同様、レースぶりも安定しているのは心強い。いい位置につけられるうえ、終いの脚もしっかりしている。馬群に包まれる危険性のある(2)番は必ずしも有利な枠ではないが、前々でレースのできるタイプ。名手ルメールが鞍上なら、ノープロブレムだ。
良馬場のフェブラリーSでの勝ちタイム1位はカネヒキリの1分34秒9(06年)。快速自慢が揃っているが、時計の速い決着も歓迎だ。GI4連勝を決め、史上最多のGI8勝をマークする。
ヴァーミリアンが相手の筆頭。最終追い切りが水曜から木曜に延期になったが、大事に至らなかった。実力を素直に信頼したい。馬単は(2)(9)、(2)(16)を厚めに(2)(11)、(2)(12)、(2)(14)、(2)(15)。3連単は(2)1着固定の18点で勝負する。(加藤隆宏)
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