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1週間の徹底取材でGIの勝ち馬を探し出す『東西若手記者走る』。宝塚記念は、大阪サンケイスポーツの渡部陽之助記者(35)が担当する。初日はファン投票1位のゴールドシップに密着。前走の天皇賞・春は出遅れて7着に敗れたが、不運もあった。レース史上初の連覇へ、この中間は新たにシャドーロールを装着して集中力アップを図っている。
初日のターゲットは昨年の覇者で、ファン投票1位ゴールドシップ。昨年は天皇賞・春5着から巻き返したが、今年も同7着からVの再現はあるのか。全休日で静まりかえった23日の滋賀県栗東トレセン。自転車をこいで須貝厩舎に向かった。
「調子は変わらずいいよ」。今浪厩務員が笑顔で迎えてくれた。前走の敗因は明らかだ。ゲート内で立ち上がり、大きく出遅れたのが響いた。須貝調教師は前走後、「係員にお尻を触られた。プライドの高い馬だから、プライドを傷つけられたままゲートに入ってしまった」と原因を気持ちの部分に求めた。
前走後、栗東近くにある吉澤ステーブルWESTでゲート練習をしたが、帰厩後はあえて練習をしていないという。「こっちでやってイライラしてもよくないからね。忘れた方がいいんだよ」と今浪厩務員。今年の阪神大賞典は2番手から抜け出して快勝。前走はあくまで、不運なアクシデントという位置付けだ。ゴールドの場合、気持ちを損ねないことが大事。この調整は支持したい。
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