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第64回朝日チャレンジカップ(7日、阪神11R、GIII、3歳上オープン国際(特指)、ハンデ、芝・外1800メートル、1着本賞金4000万円=出走18頭)1番人気のアルキメデスが力強く伸びて、4連勝で重賞初制覇。ミカエル・バルザローナ騎手もJRA重賞初Vとなった。2着は9番人気でルメール騎乗のカワキタフウジン、3着は6番人気でM・デムーロ騎乗のハナズゴールで、外国人騎手による重賞1~3着独占は、2010年有馬記念以来となった。
上がり馬が師走の寒風を力強く切り裂いた。アルキメデスが4連勝で重賞初制覇。自身のJRA重賞初勝利も飾ったバルザローナ騎手は、喜びをかみしめた。
「いい馬に恵まれました。コントロールが難しいけど、前の馬をかわすことに積極的なので、そこを考えながら乗りました。(前の馬を)抜いてからも、いい走りをしてくれました」
道中は中団馬群のなかで待機。直線でスッと外に出すと、グイグイと伸びて一気に外から差し切った。昨年6月から約1年間の長期休養を挟んで心身ともに成長。これで今春の復帰後は無傷の4連勝で、一気に重賞ウイナーの仲間入りだ。
藤原英調教師は「さすが(アルキメデスのオーナーである)モハメド殿下の専属騎手。能力を出し切る乗り方をしてくれた」と鞍上を絶賛。「殿下の馬で重賞を勝ててよかった。今は思うように馬を作れる。あとは距離をどう延ばしていくか」と今後を見すえた。
本格化したアルキメデスが来年、さらなる飛躍を遂げそうだ。(川端亮平)
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