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25日の東京9RキャピタルS(芝1600メートル)は、伊藤工真騎手騎乗の18番人気ヤマニンウイスカー(牡6歳、栗東・千田輝彦)がレース前半にハナを奪ってそのまま逃げ切り勝ち。しんがり人気をあざ笑うVで大波乱を演出した。タイムは1分32秒1(良)。
大波乱を呼んだのは、障害練習中の伏兵だった。レース途中から先頭に立つとマイペースの逃げ。ペースは決して遅くなかったが、後続を離して“肉を切らせて骨を断つ”策に出た。直線では実力馬たちが続々と迫ってきたが、最後までセーフティーリードを保ってV。オープン入り後、11戦すべて着外だった馬が大変身を遂げた。1馬身差の2着が5番人気のシルクアーネストで、頭差3着が1番人気のトーセンレーヴ。3連単は496万円を超える大波乱となった。
ヤマニンウイスカーは、父マンハッタンカフェ、母マダニナ、母の父Sadler’s Wellsという血統。半弟ヤマニンファラオも現役オープン馬。
伊藤工騎手は「ゲートに課題を残していますが、うまく出た時は気持ち良く走る馬ですからね。前の止まらないペースになり、展開もうまく向いてくれましたよ。厩舎のスタッフさんが、トモに筋肉をつけさせるための調整をしてくれたおかげで、夏場よりも馬が立派になっていました。それが大きいです。距離もこのぐらいが合っていますね」と大波乱にも驚くことなく勝利を振り返っていた。
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