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【安田記念】香港馬で大荒れ!サイト要警戒

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【安田記念】香港馬で大荒れ!サイト要警戒

 香港馬2頭が前日に続き東京競馬場で調整した。アルマダは昨年の2着馬だが、勢いならGIチャンピオンズマイルを優勝し、安田記念Vなら100万ドルのボーナスを獲得するサイトウィナー。週末の東京は降水確率80%以上で、稍重の前走を勝っているサイトは要警戒。不良馬場で開催された先週のダービーは1番人気が12着惨敗。安田記念も1番人気が10連敗中で当日の馬場次第では“波乱注意報”発令だ。

出走予定馬へ

 薄曇りの空と、心地好い風が吹き抜ける東京競馬場に、午前7時30分過ぎ、サイトウィナーがアルマダと姿を現した。角馬場からダートコースへと向かうと、先にアルマダが内ラチ沿いを、その後をサイトウィナーが外ラチ沿いと、横の間隔をギリギリまで開けて進んだ。向こう正面から併走で、そのまま1周と3/4をキャンターで回ってこの日の調整を終えた。

 サイズ調教師自ら手綱を取ったサイトについて「前走がピーク。同じデキを求めるのはハードルが高いが、状態はいい」とコメント。「ファイトとスピードがあり、日本の高速馬場にも対応できる。経験、忍耐力ではアルマダには及ばないが、学習能力では上」と分析。3日に初めて東京競馬場で調整した時は、アルマダの後ろでかなり行きたがっていたが、4日はそんなそぶりを見せなかった。

 調教後には装鞍所、パドックをスクーリング。初めての光景にキョロキョロして落ち着かない様子だったが、「もう1度行けば大丈夫」とサイズ師は自信を見せた。報道陣に対し、「もう少し馬場が軟らかくなってほしい」と話していたが、週末の天気が下り坂という予報は朗報に違いない。

 さらに陣営のモチベーションを高めるのがボーナスだ。サイトは前走のアジアマイルチャレンジ第3戦チャンピオンズマイルを優勝。最終戦の安田記念を勝てば100万ドルを獲得する。

 「勝てるレースは勝ちに行く」。終始笑顔で応対していたトレーナーが一瞬見せた強気の姿勢に、勝利への執念を感じた。(松永昌也)

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