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今週末はメイダン競馬場でドバイミーティングが行われる。ドバイターフの連覇を目指していた10連勝中のソロウ(仏)が、追い切り中のアクシデントで遠征を取りやめたが、今年も欧州から多数の有力馬が出走を予定している。
なかでもドバイシーマクラシックでドゥラメンテのライバルとなるのが、英国のポストポーンド(牡5、R・ヴァリアン厩舎、父ドバウィ)だ。モハメド殿下のいとこにあたるオバイド殿下が所有する同馬は、昨年7月にアスコット競馬場で行われた“キングジョージ”の覇者であり、通算成績は14戦6勝。ゴールデンホーンとトレヴが現役を引退した今、欧州の古馬12ハロン路線における大将格といえる存在で、今月発表された最新の世界ランキングでも『121』を獲得して、ドゥラメンテと同等の評価を得ている。
昨年の“キングジョージ”は道悪の影響で回避馬が相次いで、強豪不在と言われたが、ポストポーンドはその後GIIを2連勝中。相手関係に恵まれたGI勝ちではないことを証明しており、特に前走のドバイシティオブゴールドは3馬身差の楽勝。本番へ弾みをつけた。
シーマクラシックは秋の凱旋門賞で世界制覇をもくろむドゥラメンテにとって、今後の指針ともなる一戦。日欧を代表する2頭の対決に注目が集まる。 (在仏競馬記者)
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