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第46回シンザン記念(8日、京都11R、GIII、3歳、芝1600メートル、1着賞金3700万円=出走15頭)クリストフ・ルメール騎手騎乗の2番人気ジェンティルドンナ(牝3歳、栗東・石坂正厩舎)が直線抜け出して快勝。重賞初勝利を収めた。勝ちタイム1分34秒3(良)。
1馬身1/4差の2着に直線内をしぶとく伸びた9番人気マイネルアトラクト、さらに1馬身1/4差の3着に好位で食い下がった11番人気プレミアムブルーが入り、1番人気トウケイヘイローは直線伸び切れず4着、3番人気オリービンは上がり最速で追い込むも7着に敗れた。
レースはシゲルアセロラが平均ペースの単騎逃げ。4馬身後方の2番手グループをマイネルアトラクト、プレミアムブルー、トウケイヘイローが形成し、その直後をジェンティルドンナが追走。3番人気のオリービンは後方を進んだ。
直線に入ると粘り込みを図るシゲルアセロラに好位勢が襲い掛かった。なかでも出色の伸びを見せたのがジェンティルドンナ。抜群の瞬発力で一気に先頭を奪うと、最後は2着に1馬身1/4差をつけてフィニッシュ。未勝利戦からの2連勝で重賞初制覇を果たした。
鞍上のルメール騎手は「スタートも良く、いいポジションで競馬ができました。直線で前が開いてから上手く抜け出すことができましたね」とニッコリ。一方、石坂正調教師はラジオNIKKEI杯2歳Sを制したアダムスピークも管理しており、牡馬、牝馬の両路線で大いに盛り上げてくれそうだ。
ジェンティルドンナは父ディープインパクト、母ドナブリーニ、母の父Bertoliniという血統。全姉に昨年の同レースで1番人気(5着)に推されたドナウブルーがいる。通算成績3戦2勝。重賞初勝利。クリストフ・ルメール騎手、石坂正調教師はともにシンザン記念初制覇。
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