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過去10年は東京7回、中山1回、阪神2回の開催で、距離も回りも施行時期も違うが、基本的な冬のダート王決定戦という位置付けは変わりないと判断して検討する。
◆近況不振馬の巻き返し困難 連対20頭中17頭が前走5着以内、14頭が前走3着以内と好走している。また、前2走以内に1度は連対していることが条件(連対20頭中17頭)。ダート戦は過去の実績よりも、現状の充実度が求められる。
◆通算勝利数5勝未満は不利 連対20頭中18頭はこのレースまでに通算5勝以上を挙げていた。充実度もさることながら、最低限の実績は不可欠だ。
◆GI未経験馬割引 18頭にGI出走経験があった。1度でも大舞台を経験しておくことが重要なポイントだ。
◆7歳以上&牝馬苦戦 7歳以上の馬は20頭が挑戦して【0・0・1・19】と苦戦している。また、牝馬も10頭が参戦して4着が最高。どちらもデータ面からはかなり厳しい。
データは4項目しか設けていないが、すべてクリアするのはグロリアスノア1頭しかいない。このレースで最も好成績を残しているJBCクラシック組(2勝、2着6回)の上位2頭が不参戦ならチャンスは十分だろう。これに続くのはトランセンド。GI未経験の分だけわずかに減点となったが、前走重賞Vなら減点は最小限にとどめられる。キングスエンブレム、シルクメビウスなどの人気馬も減点は1項目だけで、差がなく続く。(データ室)
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