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実家の近くに老舗の肉屋がある。揚げ物が美味で、近所の人がひっきりなしに訪れる。メンチカツ、レバーの唐揚げ……何でも皆美味いが、ある日ここで揚げ物を買い、出来上がりを待つ間に面白いことに気づいた。会計を済ませた後に、皆「ごちそうさま!」と言って帰るのだ。
一番最初に帰ったおばあさんがこれを言った時とても不思議に感じたが、2人目の客も、3人目の客も皆「ごちそうさま!」と言って帰る。そして、言われる肉屋もこれに慣れているようで「まいどどうも!」と返す。このやり取りを数人見届けた後、なんだか得体の知れぬ心地よい気持ちになり、私も会計を済ませた後「ごちそうさま!」と言ってみた(笑)。
例えば、コンビニでこれを言ったらどうだろう……。別におかしくはないが、機械で大量生産された菓子パンを買い、昨日働き始めて来月には辞めているかも知れないバイトの子に会計をしてもらって「ごちそうさま」は言いにくい(笑)。少なくともその商品の味の良さが分かっていて、これを作る人の顔が見え、また近いうちに店に来ることが確定的でないと出ては来ない一言。それが客の「ごちそうさま」であり、これを言う時、客の心の中には(お金を払っても、作ってくれるのは店の人)という“配慮”が少なからずある。令和の世の中になんて素敵な言葉だろう……と思わずニコリとした。
さて、「ごちそうさま」は客の配慮の言葉だが、配慮と言えば競馬だ。今週日曜東京競馬場のメイン競走、フローラSは配慮の馬が強いレース。勝ち馬予想に繋がる金言を紹介しよう。
曰く「フローラステークスは配慮の馬を狙え」。
配慮の馬、というのは性格的に優しい馬を指すわけではない。無いのだが、ある馬がレースで何故負けたか、理由が正直判らないというケースは若駒のレースには案外多く、そういう馬がフローラSで実力通りに走り評価を再度上げる、ということは歴史上何度も起こっている。敗戦の理由をその馬の「奥ゆかしさ」と考えるなら、そこには他馬にたいする「配慮」が見え隠れするのだ(笑)。
たとえば、昨年の勝ち馬のゴールデンハインドはここを勝つ前にフラワーCで、フローラSと同じ7番人気で4着と控えめな成績だったし、一昨年の優勝馬エリカヴィータも2番人気に推されたフェアリーSで他馬に配慮しすぎ10着と敗れた。
アドマイヤベルは新馬戦を勝った後、1勝クラスを2戦連続して惜敗。新馬勝ちで見せた鮮やかな差し脚と、今をときめくスワーヴリチャードの血統から考えればこのクラスはあっさり抜け出しておかしくないが、なぜか他馬に配慮しまくってここまで1勝止まり。重賞の今回は遠慮も不要。力を見せつけて欲しい。
記事を書いていたらお腹が空いてきた(笑)。帰り道、揚げ物を買って帰ろう。そして店員の顔も、揚げ物の味も判らなくても覚えたての「ごちそうさま!」を使ってみよう。良いことは巡り巡って自分に戻って来る。
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