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「グイン・サーガ」という小説をご存じだろうか。
以前もここで述べた通り私は基本的に活字をあまり拾わないのだが、高校から大学の頃ごく稀に気が向くと小説を買ったりした。そして今から約35年前、高校2年の頃この小説に出会った。
友人の一人が急に「グイン」にハマったのだ。
2時間目の授業が始まると共に机に教科書を立てて弁当を喰い、食事が済むと共に机の中に漫画本を広げ、古文の先生が漢詩を読めば共にまどろみ、放課後は仲良くゲーセンに行ったその友人はある日、人が変わった様に小説を読み始め、朝も昼も夜も「グイン」に没頭した。
何がそんなに面白いのか尋ねたところ意外な答えが返ってきた。1年に2巻しか発売されないその小説は全百巻完結予定だという。友人は目を輝かせてこう言ったのだ。
「計算したらさ、この小説が終わる頃、俺たち40歳越えてんだよ。人生を一緒に過ごす小説?なんか、ワクワクしねぇ?」
内容がどうとか表現がどう、という話ではなかった。「人生を一緒に過ごす小説」…。ただその1フレーズに吸い込まれるように魅了された私は帰りに本屋に寄り「グイン」を買って帰ったのを覚えている。
結局グインはどうなったか?答えは発売から43年が経過した今尚未完だ。正伝が130巻、外伝が23巻という当初の予定を大きく上回る規模で展開したこの物語は2009年、作者の栗本薫さんがすい臓がんで他界したため物語が終結せず、彼女の残した「今後のための覚書」を頼りに他の小説家が続編を今も執筆している。
私など毎週1200字のこのコラムで精いっぱいなのに(笑)全百巻の小説を書こうという発想がすごい。世の中には凄い人がいるものだ…と考えていたらホントに世の中広いもので、なんと他にも全百巻という小説を見つけてしまった。
皆さんご存じ「西遊記」である。三蔵法師が3人のお供を連れ、道中様々な災難に会いながらシルクロードを通り有難いお経をインドに貰いに行くこのお話、原書は漢字ばかりで綴られ全百巻の大作だという。読むのは正にシルクロードを人力のみで踏破するごとく遠い道のりだ。(笑)
さて、シルクロードが無理矢理出てきた辺りで諸兄もお気づきとは思うが、今週末メイン高松宮記念の格言を紹介しよう(笑)。
曰く「高松宮記念はシルクロードS好走馬を狙え」。
歴史を振り返れば、高松宮記念の歴代好走馬の多くは前哨戦シルクロードSでも好走している。たとえば昨年の優勝馬ナランフレグはシルクロードS3着だったし2018年の優勝馬ファインニードルもこのレースの優勝馬だった。
ナムラクレアは今年のシルクロードS優勝馬。デビュー以来11戦、全て短距離に出走し昨年スプリンターズSでは2番人気を背負った。56キロの斤量はかなり有利で、ようやくチャンスが回ってきた感じだ。
漢字ばかり100冊はともかく、ナムラクレアが勝ったら47巻あたりで止まっている人生の伴走者?グイン・サーガを、改めて読み始めてみようか。
(文:のら~り)
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