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障害界の絶対王者として君臨したオジュウチョウサン(美浦・和田正一郎厩舎、牡11歳)がラストランを迎え、主戦の石神深一騎手(40)=美浦・フリー=を背に単勝2.4倍の1番人気に支持されたが、6着に終わった。それでも、最後の雄姿を見届けたファンからは温かい拍手が送られ、最終レース終了後には引退式が行われた。
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穏やかな冬晴れの下、ハードル界の偉大な王者は最後までプライドを保って走り抜いた。ラストランに臨んだオジュウチョウサンは好位を追走しながらも伸びを欠いて6着。石神騎手はすがすがしい表情で振り返った。
「バンケットの上りから頑張ってゼノヴァースと一緒に上がっていけたのですが、そこで完全にスタミナが切れました。力は出し切れたと思います。オジュウには『お疲れさま、ありがとう』と声をかけました。最高のパートナーです」
全40戦で走行距離は13万5680メートル。東京・新宿から栃木県の宇都宮市にも相当する長い道のりを、落馬することなくひたむきに完走した。1番人気の敗戦も責める者は誰もいない。2万7000人の観衆から惜しみない拍手が送られた。
J・GⅠ初制覇を飾った2016年中山グランドジャンプから20年の同レースまで障害戦で重賞13連勝。無敵の快進撃を続けた。18年は武豊騎手を鞍上に迎えて〝二刀流〟に挑戦し、有馬記念に出走。結果は9着だったが、直線で一旦は先頭をうかがい、日本中を驚かせた。
記録にも記憶にも残る走りの個性派。「オジュウの走る姿に元気をもらったとか、生きる希望を見いだしたという声を聞きました。偉大な馬だったと思います」と和田郎調教師は目を細めた。
来春から種牡馬入りし、産駒は早ければ26年夏にデビューする。鞍上は「うれしいし、子供にも乗ってみたい」と声を弾ませた。J・GⅠ父子制覇、そして自身が果たせなかった平地GⅠ優勝の夢は受け継がれる。オジュウよ、次のステージに向けて、踏み切ってジャンプだ!(漆山貴禎)
◆引退式 最終レース終了後に芝コースで行われ、YouTubeのJRA公式チャンネルでもライブ配信された。障害馬の引退式が行われたのは1980年のバローネターフ以来。勝負服姿の石神騎手を背にしたオジュウチョウサンは、別れを惜しむかのようにゆったりとターフを踏みしめた。約1万5000人のファンが見届け、「オジュウ、ありがとう!」の声が飛んでいた。今後は一旦、生まれ故郷の坂東牧場(北海道日高町)に移動するが、種馬場の空きを探している段階。種付け料は100万円を予定している。長山尚義オーナーは「4000メートル(超のJ・GⅠ)を9回も勝つんだから心肺機能はいいに決まっています」と種牡馬としての可能性をアピールした。
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