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【リレーコラム】東京サンスポ~村田一誠調教師の初勝利を見てby片岡

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【リレーコラム】東京サンスポ~村田一誠調教師の初勝利を見てby片岡

13日の中山12Rで2番人気のリワードマレンゴが勝利を飾り、村田一誠調教師(43)=美浦=がJRA初勝利を挙げた。2021年12月26日の初出走(中山4Rセイウンパキラ18着)から35戦目だった。レース直後は一緒にレースを観戦していた多くの調教師から祝福の言葉をかけられて安堵の表情を見せていた。

「勝ったことでホッとしました。この馬を引き継がせていただいたオーナー(宮崎忠比古氏)や藤原辰雄元調教師には感謝しています。それと毎日一生懸命に働いてくれる厩舎スタッフやファンの方々にも感謝したいです」と新進気鋭のトレーナーは笑みを浮かべた。

騎手時代の晩年は、19年10月から藤原辰雄厩舎の所属となり、20年に行われた調教師試験を合格。翌21年1月から技術調教師として藤原辰師から厩舎経営のノウハウを学んできた。厩舎開業から3カ月弱での初白星だけに喜びもひとしおだろう。

「(リワードマレンゴの)前走に関してはハミを替えたことで馬の力を出し切れずに終わってしまったのは僕のミスだったので、今回はハミを戻して負けられない気持ちでの出走でした。三浦騎手も本当にうまく乗ってくれましたね。この勝利をきっかけとして2勝目、3勝目を目指して頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。


新潟県柏崎市出身で、調教師試験に合格したときは地元のテレビや新聞で取り上げられていた村田調教師。地元からの応援も大きな力になっているに違いない。騎手時代の同期は武幸四郎現調教師をはじめ、秋山真一郎江田勇亮勝浦正樹武士沢友治松田大作の各騎手らが頑張っている。今年の新人で、同じく13日に初勝利を挙げた今村聖奈騎手の父、今村康成元騎手も同期で競馬学校で同じ釜の飯を食った仲間だった。

師匠の松永勇元調教師と同じように、騎手時代から職人気質だった村田調教師。厩舎スタッフは個性豊かでキャリア豊富なベテランが顔をそろえている。トレーナーとしても個性的な馬と人を育ててくれることを楽しみにしている。

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