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大阪杯 G1

日程:2018年4月1日()15:40 阪神/芝2000m

大阪杯データ分析

コース図阪神芝2000m

2017年からG1に昇格した大阪杯。各種データは今後大きく変動する可能性もあるので、参考程度にとどめておいていただきたい。阪神コースが改修された2007年以降の前走クラス別成績を検証すると、前走G1組(6勝を含む8連対)と前走G2組(3勝を含む9連対)が双璧。勝利数や出走頭数(前走G2組が最多)を考慮すると、「やや前走G1組優勢」と考えるべきだろう。加えて注目すべき点は、前年の有馬記念に出走していた馬が強いということ。なかでも最先着馬は【5.1.4.0】という、突出した成績をマークしている。これは覚えておきたい傾向だ。舞台となる阪神2000mは直線の坂を2回駆け上がるうえにコーナーもきつい。パワーだけでなく立ち回りの上手さも求められるコースである。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
別表の平均配当を見ると、単勝、馬連、3連複が低水準であるのに対して、馬単だけは極端に高い。これは、6番人気→9番人気で決着した2010年の波乱により、大きく押し上げられたもの。従って、本命傾向はかなり強いと考えたほうがいい。それは人気別成績からも明白。1998年以降、1番人気の勝率、連対率、複勝率はいずれもハイレベルで、単勝&複勝回収率も極めて優秀だ。2007年以降で検証しても【5.3.2.1】と、抜群の安定感を誇る。勝ち馬11頭のうち8頭は3番人気以内、最低人気は6番人気で収まっていることからも、全体的に人気サイドの信頼度は高い。半面、1~3番人気の上位独占はゼロ。5番人気以下の伏兵が毎年のように馬券に絡んでいるので、妙味は十分にあると言えよう。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 11-4-2-3 55.0% 75.0% 85.0% 126.5% 100.0%
2番人気 2-3-3-12 10.0% 25.0% 40.0% 31.5% 60.5%
3番人気 3-3-2-12 15.0% 30.0% 40.0% 110.0% 71.5%
4番人気 1-2-5-12 5.0% 15.0% 40.0% 60.0% 100.0%
5番人気 0-1-4-15 0.0% 5.0% 25.0% 0.0% 69.5%
6~9番人気 3-7-4-65 3.8% 12.7% 17.7% 131.5% 86.8%
10番人気以下 0-0-0-66 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 4-2-2-1 44.4% 66.7% 88.9% 67.8% 98.9%
2.0~2.9倍 6-2-0-1 66.7% 88.9% 88.9% 164.4% 104.4%
3.0~4.9倍 3-3-5-9 15.0% 30.0% 55.0% 53.5% 86.5%
5.0~7.9倍 3-3-1-18 12.0% 24.0% 28.0% 88.0% 53.2%
8.0~14.9倍 2-3-7-22 5.9% 14.7% 35.3% 61.8% 92.9%
15.0~19.9倍 0-2-3-11 0.0% 12.5% 31.3% 0.0% 105.0%
20.0~49.9倍 1-3-2-38 2.3% 9.1% 13.6% 48.9% 72.7%
50.0倍以上 1-2-0-85 1.1% 3.4% 3.4% 83.4% 22.3%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 2,150円 120円 650円
複勝 900円 100円 234円
枠連 5,140円 190円 1,808円
馬連 25,640円 360円 4,882円
ワイド 3,120円 120円 841円
馬単 77,450円 420円 11,469円
3連複 10,390円 770円 3,772円
3連単 103,370円 1,670円 30,138円

【脚質】
逃げ馬の成績が頭ひとつ抜けているが、コース改修後の勝ち馬は2008年のダイワスカーレット1頭のみ。同馬を含めて3着以内馬は人気サイドで占められており、必ずしも有利とは限らない。一方、先行と差しの数値はほぼ互角。序列をつけるのは難しいが、好位もしくは中団より前のポジションが優勢であることは疑いようがない。対照的に4角10番手以下の後方待機勢には厳しく、勝ちきった馬は2012年ショウナンマイティと2015年ラキシスの2頭だけ。両者とも道悪のレースで、前者が2分5秒5、後者は2分2秒9という、凡庸な走破時計だった。ゆえに、馬場コンディションが良好である場合、追い込み馬はヒモまでと決めつけても構わないだろう。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 2-4-2-12 10.0% 30.0% 40.0% 24.5% 88.5%
先行 8-8-8-50 10.8% 21.6% 32.4% 58.4% 71.1%
差し 7-4-7-63 8.6% 13.6% 22.2% 121.0% 63.2%
追込 3-4-3-60 4.3% 10.0% 14.3% 33.4% 39.1%

【枠順】
枠順別成績を見ると、一見内枠有利に思えるが、コース改修後の2007年以降、1~2枠の連対は皆無、3着を確保したのも2009年の2枠カワカミプリンセスと2012年の2枠トーセンジョーダンのG1馬2頭だけとなっている。1枠に至っては複勝圏内ゼロの壊滅状態。「好枠」と言われがちな1~2枠だが、極端なトラックバイアス(内伸び)でも発生しない限りは、割り引いたほうが賢明だ。一方で、内外の距離差がかなり大きくなる8枠も信用できない。2007年以降、多頭数(14頭立て以上)施行時の連対例はゼロ。グレード制が導入された1984年にまで遡っても優勝はおろか2着連対すら果たしていない。多頭数で8枠を引いた馬は大きな減点材料となるのだ。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 1-1-0-19 4.8% 9.5% 9.5% 10.5% 13.8%
2枠 2-0-3-17 9.1% 9.1% 22.7% 339.1% 74.5%
3枠 3-7-1-17 10.7% 35.7% 39.3% 60.0% 113.9%
4枠 2-1-3-22 7.1% 10.7% 21.4% 12.9% 42.9%
5枠 6-4-2-21 18.2% 30.3% 36.4% 80.6% 70.6%
6枠 1-1-3-32 2.7% 5.4% 13.5% 18.6% 34.6%
7枠 3-3-2-29 8.1% 16.2% 21.6% 22.4% 61.1%
8枠 2-3-6-28 5.1% 12.8% 28.2% 78.2% 69.2%

【血統】
血統面は、ディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒をプラスに評価したい。別表の数値を見ればわかるように素晴らしいコース適性を示していることに加え、G1初年度の2017年は両産駒ともに上位進出を果たしている。とりわけ前者は2014年から4年連続で連対馬を輩出しており、目が離せない存在だ。大系統ではノーザンダンサー系が突出。2007年以降、父または母父ノーザンダンサー系、もしくはノーザンダンサー系のクロスを持つ馬で連対馬の大半を占めるなど、他の系統を圧倒している。なかでも信頼度が高いのは「サンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系」。該当馬は毎年のように上位争いに加わっており、2007年以降だけでも、5勝、2着6回、3着1回の好成績。2010年2着のゴールデンダリア(9番人気)や、2017年2着馬ステファノス(7番人気)など、伏兵が上位に食い込むケースも少なくない。条件を満たす馬がいれば、積極的に狙っていくべきだ。

◆同コース種牡馬別成績(阪神競馬場/芝/2000m/過去5年)集計期間:2013/03/25~2018/03/25

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ディープインパクト 35-27-19-130 16.6% 29.4% 38.4% 102.3% 69.6%
2 キングカメハメハ 19-13-13-92 13.9% 23.4% 32.8% 290.1% 119.7%
3 ステイゴールド 14-10-7-81 12.5% 21.4% 27.7% 87.5% 119.7%
4 ハーツクライ 13-23-13-94 9.1% 25.2% 34.3% 43.3% 85.4%
5 ハービンジャー 10-11-19-61 9.9% 20.8% 39.6% 50.4% 90.9%
6 マンハッタンカフェ 7-11-14-63 7.4% 18.9% 33.7% 58.9% 108.1%
7 ゼンノロブロイ 6-3-8-49 9.1% 13.6% 25.8% 160.9% 136.2%
8 ネオユニヴァース 5-7-5-48 7.7% 18.5% 26.2% 48.5% 63.7%
9 ジャングルポケット 5-4-5-53 7.5% 13.4% 20.9% 29.1% 80.4%
10 メイショウサムソン 4-3-1-42 8.0% 14.0% 16.0% 98.8% 54.4%
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