第192話 「ラジオNIKKEI賞」
07年 35.4-36.8-35.4 =1.47.7 ▼7±0△6 瞬発戦
08年 35.1-36.5-35.2 =1.46.8 ▼1▼2△8 平坦戦
09年 35.7-36.3-36.3 =1.48.3 ±0△1△4 消耗戦
10年 35.5-36.4-35.4 =1.47.3 △1△1△4 消耗戦
小回りのローカルコースに加えて1800mという非根幹距離で行われるレース。
根幹距離で瞬発力が問われやすい春の3歳GⅠに比べると真逆の様なレース条件で、このレースの勝ち馬があまり出世しないのはGⅢというレース格よりもやはり「ローカル仕様」だからというのが大きい気がします。
07年こそ瞬発戦となっていますが09年10年は消耗戦となっていて、3歳馬が芝の中距離重賞で消耗戦というのはあまり経験のないはず。
ローカル仕様とは、機動力や平坦適性といったもの。
スケートの競技でいえば1周400mでタイムを争うスピードスケートではなく1周100mちょっとで順位を争うショートトラックという感じでしょう。
俊敏さやコーナーワークが重要となります。
更に洋芝の馬場という要素が加わることで勝ち馬の上がりは05年以降全て35.0秒以上掛かっています。
(昨年の中山開催は除く)
それほど速い脚や瞬発力は必要ないということです。
適性が重要なレースで
・小回り内回りコースでの連対経験(1600m以上)
・上がり35秒以上での連対経験
この2つが重要だと思われます。
(近年の連対馬では09年の勝ち馬
ストロングガルーダだけがこの条件にあてはまりません)
次にこのレースは06年以降ハンデ戦になったというのもポイントの一つでしょう。
【斤量別成績】
49.5~51kg 0-0-0- 2 勝率0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%
51.5~53kg 2-1-1-28 勝率6.3% 連対率 9.4% 複勝率12.5%
53.5~55kg 2-2-3-22 勝率6.9% 連対率13.8% 複勝率24.1%
55.5~57kg 1-2-1-10 勝率7.1% 連対率21.4% 複勝率28.6%
斤量の重い方が好走率が高い傾向にあります。
斤量の重い馬というのは実績馬の場合が多いのですがそうとも限りません。
【前走クラス別成績】
OP以下 4-5-3-41 勝率7.5% 連対率17.0% 複勝率22.6%
重賞 1-0-2-20 勝率4.3% 連対率 4.3% 複勝率13.0%
前走で重賞を使ってきた馬の方が好走率は低いのです。
500万を勝ちあがってきた馬やOP~1000万といった裏街道を通って来た馬が狙い目と言えるでしょう。
これらのことを総合するとビービージャパンと
ローレルブレットが狙い目かなと。
人気になりそうな
アーデントは、う~ん。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ローレルブレット→ビービージャパン→ダイワマッジョーレ
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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