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【エリザベス杯】レースの注目点

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【エリザベス杯】レースの注目点

★史上4頭目のエリザベス女王杯連覇なるか 1年ぶりの勝利を目指すモズカッチャン

 前年の優勝馬モズカッチャン(4歳、栗束・鮫島一歩厩舎)がエリザベス女王杯の連覇に挑む。同馬は、昨年のエリザベス女王杯でGI初制覇を遂げたが、今年は3戦して勝ち星がなく、今回は1年ぶりの勝利を目指す。これまでエリザベス女王杯では、メジロドーベル(1998・99年)、アドマイヤグルーヴ(2003・04年)、スノーフェアリー(2010・11年)の3頭が連覇を遂げているが、果たして、モズカッチャンは2年連続で“女王”の座に君臨することができるだろうか。

 なお、モズカッチャンは今年、牡・牝混合戦に出走を続けており、前走の札幌記念では3着に入っている。ちなみに、札幌記念からエリザベス女王杯に直行した馬では、2000年にファレノプシス札幌記念7着)が優勝している。



★同一GI3連覇なるかM・デムーロ騎手、今年もモズカッチャンとのコンビで参戦

 M・デムーロ騎手は2016年にクイーンズリング、2017年にモズカッチャンに騎乗してエリザベス女王杯を連覇しており、今年は同一GI3連覇を目指す。M・デムーロ騎手は、今年もモズカッチャン(4歳、栗東・鮫島一歩厩舎)に騎乗するが、果たして、3年連続で勝利を飾ることができるだろうか。

 Vなら、騎手の同一JRA・GI3連覇はO.ペリエ騎手の有馬記念(2002~04年)以来となる。なお、過去のエリザベス女王杯では、2001~2004年に武豊騎手が4連覇している。

 また、モズカッチャンは昨年のエリザペス女王杯1着以来、1年ぶりの牝馬限定戦出走。同馬は、牝馬限定戦で通算5戦2勝、2着1回、3着1回という成績を残している。

★GIで2着4回のリスグラシュー、8度目の挑戦で悲願のGI制覇なるか

 リスグラシュー(4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が、悲願のGI初制覇を目指す。同馬は、これまでGIに7回挑戦し、2着4回の成績を残している。リスグラシューは、秋初戦の府中牝馬Sでは2着という結果だったが、8度目のGI挑戦で初のタイトルを手中におさめることができるだろうか。なお、過去10年のエリザベス女王杯では、昨年のモズカッチャンなど7頭がGI初勝利を挙げている。

 また、今回、リスグラシューにはJ.モレイラ騎手が騎乗する。同騎手は、今年のJRA競走で56勝を挙げており、重賞もキーンランドC、毎日王冠の2勝を挙げている。モレイラ騎手は、サングレーザーに騎乗した天皇賞では2着に入ったが、エリザベス女王杯でJRA・GI初制覇を遂げることができるだろうか。なお、モレイラ騎手は、JRA所属外騎手では12人目となるJRA通算100勝まであと6勝に迫っている。



★3歳勢は秋華賞トライアルVの2頭・カンタービレノームコアが出走

 今年の3歳馬は、ローズSを勝ち、秋華賞で3着に入ったカンタービレ(栗東・中竹和也厩舎)と、紫苑S優勝馬ノームコア(美浦・萩原清厩舎)の2頭が出走する。エリザベス女王杯が3歳以上のレースとなった1996年以降、3歳馬の優勝は8回で、今年の3歳勢が勝てば、昨年のモズカッチャンに続き2年連続9回目となるが、古馬との初対決で勝利を挙げることができるだろうか。なお、カンタービレにはC・デムーロ騎手、ノームコアにはC・ルメール騎手が騎乗する。

 また、カンタービレの生産牧場である三嶋牧場には、JRA・GI初制覇がかかっている。同牧場の生産馬では、メイショウベルーガが2010年のエリザベス女王杯で2着に入っているが、カンタービレは三嶋牧場に初のビッグタイトルを贈ることができるだろうか。

クロコスミア昨年2着の雪辱なるか! スマートレイアーは4度目のエリザベス女王杯挑戦

 クロコスミア(5歳、栗東・西浦勝一厩舎)が、昨年のリベンジを狙っている。同馬は昨年、府中牝馬Sを制し、エリザベス女王杯に臨んだが、勝ったモズカッチャンにゴール寸前で交わされ、クビ差の2着という結果に終わった。

 クロコスミアは、今年も府中牝馬S(5着)をステップにエリザベス女王杯に出走するが、昨年の雪辱を果たし、女王の座に就くことができるだろうか。同馬には岩田康誠騎手が騎乗する。なお、クロコスミアを管理する西浦調教師は、騎手時代にエリザベス女王杯を制しており(1981年アグネステスコ)、“騎手&調教師”双方でのエリザベス女王杯制覇がかかる。

 また、スマートレイアー(8歳、栗東・大久保龍志厩舎)は今回が4度目のエリザベス女王杯参戦となる。過去3回は2014年10着、2015年5着、2017年6着という結果だが、4度目の挑戦で勝利を挙げることができるだろうか。なお、同馬にはエリザベス女王杯最多勝(4勝)の武豊騎手が騎乗する。



★連覇狙うハービンジャー産駒は4頭が出走 昨年2着のステイゴールド産駒も4頭出走

 昨年のエリザベス女王杯は、ハービンジャー産駒のモズカッチャンが優勝している。同産駒は、昨年秋に実施された京都競馬場のGIで3勝を挙げる活躍を見せ、今年のエリザベス女王杯には、モズカッチャン(4歳、栗東・鮫島一歩厩舎)、ノームコア(3歳、美浦・萩原清厩舎)など4頭が出走するが、同レース連覇を遂げることができるだろうか。

 なお、ノームコアは、これまで5戦3勝という成績を残しており、6戦目でエリザベス女王杯を勝てば、ファインモーション(2002年エリザベス女王杯)、リアルインパクト(2011年安田記念)に並ぶ史上最少タイのキャリアでの“古馬GI”制覇となる。

 また、ステイゴールド産駒は昨年2着クロコスミア(5歳、栗東・西浦勝一厩舎)、昨年のヴィクトリアマイルの覇者アドマイヤリード(5歳、栗東・須貝尚介厩舎)など4頭が出走する。ステイゴールド産駒はJRA・GI通算21勝を挙げているものの、牡馬による勝利が多く、牝馬での勝利は2013年阪神JFレッドリヴェール)、2017年ヴィクトリアマイルアドマイヤリード)の2回にとどまっているが、牝馬限定GI3勝目を挙げることができるだろうか。

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