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【中山金杯】アクシオン8歳も衰えなし!

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【中山金杯】アクシオン8歳も衰えなし!

 関東エリア今年最初の重賞、中山金杯は過去の活躍馬が2度、3度と好走する傾向が強い。その点で注目すべきなのが、昨年の覇者アクシオンだ。02年に16歳で死亡した父、サンデーサイレンスの最後の世代として生まれた8歳馬だが、年齢的な力の衰えはない。前2走は大敗も、敗因ははっきりとしており、実績のある舞台で巻き返す可能性は非常に高い。

 小回りコースのハンデ戦。この舞台に適性があり、さらに重いハンデを苦にしない馬の活躍が目立つ。過去10年を見てもアサカディフィート(04年55キロで優勝、06年57キロ、07年57・5キロで2着)、アドマイヤフジ(08年57・5キロ、09年58キロで優勝)が活躍。好走の条件をクリアする“リピーター”が強いレースだ。そこで必然的に浮上してくるのが、昨年の覇者、アクシオンとなる。

 「体調はいいですよ。けさも坂路をサーッと登りましたが、脚さばきは軽かったですね。状態は上向いていますよ」

 2日朝、けいこ役を務める三浦調教助手は明るい表情を見せた。天皇賞は後方で流れに乗り切れず9着、鳴尾記念は輸送で12キロも体が減り10着。前2走は不完全燃焼の内容だった。09年鳴尾記念を含めて重賞2勝の実績は、この相手では最上位。ハンデも昨年の57キロから0・5キロ増止まりならば、今年も好勝負を見込んでいい。

 偉大な種牡馬、サンデーサイレンスの産駒もJRAに残っているのはわずか6頭となった。だが、昨年もアクシオンがこのレースを勝ち、初年度産駒からスタートした連続重賞勝ちを17年に伸ばした。過去3年で馬券に絡んだ9頭中、7頭がSS系種牡馬の産駒。このレースとの相性は抜群の血統だけに、今年も記録継続の期待がかかる。

 「休んでいた期間が長いぶん、8歳馬といっても馬は若いです。内田博騎手も3回(5、5、1着)乗ってくれているし、今のデキなら…」

 昨年、全国リーディングを獲得したウチパクを鞍上に迎えて、三浦助手の口調にも力が入る。大種牡馬の偉大な記録と、自身の連覇をかけて、8歳馬のアクシオンが年明けのタイトルを全力で獲りに行く。(黒田栄一郎)

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