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30日の東京9Rキャピタルステークス(3歳上オープン、芝1600メートル)は、武豊騎手騎乗の5番人気シェルビー(牡5歳、栗東・笹田和秀厩舎)がゴール前で馬群の中から鋭く抜け出してV。オープン初勝利を飾った。タイムは1分33秒6(良)。
リアルインパクトが押し出されるように先頭に立ったが、内から行き脚がついたランリョウオーがハナを奪う。リアルインパクトは2番手に控え、さらにシャイニープリンス、トーセンレーヴ、マイネルメリエンダなどが好位に続いた。人気のロサギガンティアは中団の外めを追走。直線に向くと2番手からリアルインパクトが抜け出しを図るが、外からも人気馬が続々と差し脚を伸ばし、大混戦となる。ロサギガンティアとエールブリーズの2頭が外から伸びて前の馬をかわしたところに、ゴール前で一気に強襲してきたのがシェルビー。道中は中団のインで我慢して、最後は馬群の中から鮮やかに差し切った。1/2馬身差2着がロサギガンティア。さらにクビ差3着に7番人気のエールブリーズが入っている。
シェルビーは、父サクラバクシンオー、母リラコルレオーネ、母の父アドマイヤベガという血統。通算成績は14戦6勝となった。
絶妙の手綱さばきを披露した武豊騎手は「前走は外枠で、初めて掛かってしまいましたからね。きょうは好枠だったし、この馬本来の競馬ができました。おしまいは本当に切れます。重賞を狙っていける馬ですよ」とさらなる活躍に太鼓判を押していた。
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