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サマースプリントシリーズの第5戦、キーンランドCの追い切りが27日、札幌競馬場で行われた。スマートオリオンは芝コースでラスト1ハロン12秒3を楽々とマーク。休み明けのUHB賞(2着)から中1週だが、過去に連闘でV経験があり、調子は上向きだ。ダートコースではエイシンブルズアイが僚馬に1馬身先着し、サンケイスポーツ調教評価で『S』をゲットした。
札幌の穏やかな日差しを浴びて、スマートオリオンが芝コースに登場した。単走でしまい重点ながら、外ラチ沿いを軽快な脚取りで駆け抜け、ラスト1ハロン12秒3(5ハロン69秒8)をマーク。調整役の水出助手が満足げにうなずく。
「大外を回っているし、時計的にも予定どおりです。仕上がりはいいですよ」
今夏の北海道では納得のいく成績を残せていないが、決して力負けではない。2走前の函館スプリントSは、直線で最後まで前が開かず不完全燃焼の9着。前走のUHB賞(2着)も、早く先頭に立ってフワッとしたところを勝ち馬にクビ差で差されただけだ。
水出助手は「2走前は直線でまったく追えなかった。前走もトップハンデ(57・5キロ)でしたし、最後も伸びていないわけではないですから」と巻き返しに意欲を見せる。