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【JC】外国馬筆頭はジョシュアツリー

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 今年は外国馬が8頭も出走。サンケイスポーツ・黒田栄一郎記者が、東京競馬場で密着取材を続けてきた外国各馬の詳報をリポートする。ナカヤマフェスタが出走したフランスのフォワ賞、凱旋門賞を現地で取材し、エリザベス女王杯では英国馬スノーフェアリー◎で見事に的中した黒田記者。その鋭い視線で、能力と状態、本気度をしっかりと見極め結論をくだした。

 8頭もの外国馬が来日して、久しぶりににぎやかだった今週の東京競馬場。実績面で見劣るが、その分だけやる気を感じる陣営が多かった。

 中でも、カナディアン国際Sを制した(12)ジョシュアツリーは高く評価できる1頭だ。前走を優勝したことで、8頭の中ではただ1頭、褒賞金(優勝すれば1億円)を獲得する資格を持っている。来日後の調整も実に意欲的。月曜日に白井で、水~金曜日には府中で時計をマークしており、フットワークも素軽い。軽い芝への適性は高そうだ。

 愛国の名トレーナー、エイダン・オブライエン調教師は来日していないが、「分刻みのスケジュールを決めて、どこから馬場に入り、何分後にキャンターに出るかも指示される。調教師が不在でも本国と同じ調整をしている」とコマフォード調教助手。きめ細かい調教内容も好感が持てるだけに、外国馬の中では筆頭の評価とする。

 118ポンドでレーティング評価最上位は、フランスの(17)マリヌスだ。今年に入ってメキメキと力をつけており、不利を受けた凱旋門賞で6着まで盛り返した内容は評価していい。東京競馬場に入厩してからも、木~土曜に3日連続して時計を出すなど調整も意欲的。外枠を克服できれば上位進出も考えられる。

 状態面で目を引くのは(5)モアズウェルズ。落ち着きがあり、キャンターの走りもリズミカルで力強さを感じる。前走は直線入り口で窮屈になるシーンを克服しての2着。フランスに転厩してからは左回りで大崩れがない点も強調できる。

 (18)シリュスデゼーグルはデビューから一度も5着を外していない堅実派だが、連日のキャンターで行きたがる仕草が見え隠れ。大外枠では折り合いに不安が残る。(3)ダンディーノは実績で見劣るが、いち早く来日を決めた意欲は十分。とはいえ、ギヴン調教師の言う「来年への経験になれば」という言葉があるように、未完成なのも確かだろう。馬体にもスケールの大きさを感じない。(15)フィフティープルーフは超がつく大型馬。もまれない外枠は歓迎できる。ただ、楽な逃げで好走してきただけに、この相手でマイペースの逃げが打てるかどうかだろう。早めに後続に来られれば厳しくなる。

 (9)ティモスは来日後の追い切りが1本もなく、大きな上がり目も見込めない。(1)ヴォワライシは動きが鈍く、息遣いも今ひとつ。体つきは悪くないが、体調面に疑問符がつく。(黒田栄一郎)

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