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若駒ステークス(23日、京都10R、3歳オープン、別定、芝・内2000メートル、1着本賞金1900万円=出走10頭)クラシックへの登竜門レースは、藤田伸二騎乗で単勝2番人気のヒルノダムール(栗・昆、牡、父マンハッタンカフェ)が直線で内から鋭く伸びて完勝した。2分2秒0(良)。今後は放牧に出され、春の主役を狙う。新馬戦を圧勝し、ディープインパクトの再来と評判になったルーラーシップは直線でのロスも響き、1馬身半差の2着に敗れた。
注目の1戦を制したのはラジオNIKKEI杯2歳Sで0秒2差4着だったヒルノダムール。人気はルーラーシップに譲ったが、レースで見返した。1000メートル通過62秒2のスローな流れも5番手でスムーズに折り合う。ルーラーをマークして直線はぽっかり開いた内を突き、上がり3ハロン33秒1の切れ味で突き抜けた。
「自信はあったからね。課題のゲートもうまく出てくれたし、勝てて良かったよ。今後? もちろん期待してますよ」と藤田伸二騎手はご満悦の様子だ。
レース前に「1戦しかしていない馬には負けたくない」と話していた昆貢調教師は「乗り方は騎手に任せていたけど、持ち味の切れをフルに出せたね」とジョッキーの騎乗を評価。評判馬を撃破し、クラシックの有力候補になるが、トレーナーは「リフレッシュさせたいので放牧に出します。皐月賞にはこだわっていません」とコメント。ダービーを視野に調整をする可能性も示唆していた。
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