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レパードSの追い切りが5日、東西トレセンと浦和競馬・野田トレセンで行われた。美浦ではユニコーンS4着のゴールデンバローズが豪快な動きで巻き返しをアピール。重賞初勝利へ態勢を整えた。栗東では、ジャパンダートダービー2着のクロスクリーガーが好時計をマーク。ダノンリバティは坂路で鋭い反応を披露してサンケイスポーツ調教評価『S』を獲得した。
単勝1・5倍のユニコーンSでまさかの4着。雪辱を期して、ゴールデンバローズが美浦のWコースで躍動した。
僚馬レインオーバー(500万下)を追走してスタート。直線で内に並びかけると、そこから鞍上が引っ張りきれないほどの手応えで豪快な走りに。最後までムチは入らず馬なりだったが、5ハロン69秒9、3ハロン39秒3-12秒8の好反応で併入した。
「先週しっかりやっているので、今週はサラッとで。動き自体は問題ないし、力を出せる状態ですね。先々週あたりまでは、まだかなという感じだったけど、少しマシになってきました」
橋本助手が復調の気配を伝えた。デビュー2戦目からダートで3連勝。しかもどのレースも圧勝で、その後ドバイのUAEダービーに挑戦して3着に健闘した。
だが、帰国初戦のユニコーンSは中団から伸びきれずに不完全燃焼の内容。遠征の疲れが残っていた印象だった。「ファンのみなさんも、せめて馬券圏内には、と思ったでしょう。僕らもひとつでも上の着順を、という気持ちでいたけど、なんとなくダラダラした競馬になってしまいました」と、橋本助手はふがいないレースぶりを振り返った。
今回は、「ピリッとした感じが出て、元気になってきている」と、明るい兆し。「以前は1800メートルは少し長いかな、と思ったけど、最近の競馬を見ると、このぐらいの距離の方がいいのかも」と、コース替わりも問題視していない。
クロスクリーガーやノボバカラなど、ライバルには過去に圧勝している。ダートで世代最強を証明するためにも、大器ゴールデンバローズはもう負けられない。(柴田章利)
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