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第50回京都金杯(5日、京都11R、GIII、4歳上オープン国際、ハンデ、芝・外1600メートル、1着賞金4000万円=出走16頭)松岡正海騎乗の3番人気、マイネルラクリマが早め先頭から押し切り快勝。8回目の挑戦で重賞初Vを飾った。タイムは1分32秒9(良)。2着は2番人気のダノンシャーク、3着は10番人気のアスカトップレディ。1番人気のサダムパテックは5着だった。
西で今年最初の重賞を制したのは明け4歳馬マイネルラクリマ。松岡騎手が会心の騎乗でパートナーを重賞初Vに導いた。
「勝てると思って京都にきたのでうれしいです。もっと早く(重賞を)勝っていなければいけないのに、自分がうまく乗れず勝てなかったので結果が出せてよかったです」
昨年の中山金杯(コスモファントム)に続く2年連続の金杯制覇にジョッキーの笑顔が弾けた。道中は好位の内めを追走し、早めに外へ進路を取りスパート。その後は直線半ばで先頭に立ち、そのまま押し切った。
かたや、中山競馬場。モニターで重賞初Vを見届けた上原調教師から会心の笑みがこぼれた。
「馬体増(10キロ)は成長分もあるし、やることをやってのものだったから。正攻法の競馬でジョッキーもうまく乗ってくれたね」
約20分前に終わった中山金杯で同厩舎のダイワファルコンがクビ差2着だっただけに、喜びもひとしお。「まあ結果的には2頭とも賞金を加算できたので、これから重賞路線で頑張っていきたいね」と続けた。
ただ、その中で気になるのは松岡騎手。「今年もいいスタートが切れました。昨年はケガが多かったので今年は無事に1年を終えて、競馬を盛り上げていきたいです」と、レース後のヒーローインタビューで活躍を誓ったが、続く12Rで落馬…。左足骨折の疑いで、京都市内の病院へ搬送された。昨年は8月28日(札幌)の落馬負傷(左腓骨骨折)で戦線を離脱。11月19日(東京)にも再び落馬で右鎖骨骨折を負い、12月23日に復帰したばかりだっただけに喜びから一転、悔やまれるアクシデントとなってしまった。今はジョッキーの一日も早い戦列復帰を祈るだけだ。 (瀬戸聡)
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