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函館開催で18勝を挙げ、自身初の開催リーディングに輝いた佐々木大輔騎手(19)=美浦・菊川正達厩舎。昨年の9勝から今年はすでに37勝を挙げるなど大躍進を遂げている。快進撃の理由は何か。佐々木騎手に聞いてみたところ、意外な答えが返ってきた。
「乗り方で変えたところは何もないんですよね。だから、これだけ勝たせてもらっているのも全然不思議です」
裏を返せば、デビューから乗り方を変えずにここまで勝ち星を量産しているのだから、元々の騎乗技術が相当高いということだろう。ただ、少し深堀りして話を聞くと、躍進には2つの進歩が関係していることが分かった。
まず1つ目は〝スタート〟だ。
「ローカルで(西村)淳也さんが勝つ理由はスタートにあると思って、昨年の福島から淳也さんにスタートのコツを聞いたりはしています」
そこでつかんだコツとは「出すのではなくついていく」ということ。
「競馬のスタートは助走がなくてゼロ発進なので、徐々に加速していく形になる。そこで『出そう出そう』と思うと力みにつながって馬に伝わってしまう。加速をじゃましないように、ついていくのが大事だと思っています」
先輩から教わった技術を自分のモノにして、今では「スタートには自信があります」と胸を張れるようになった。
そして2つ目が〝折り合い〟だ。
「自分は前からネックストラップを持っています。手綱だけを持っていると、自分の全ての力が馬の口に当たってしまって、折り合いを欠いたり力んだりとロスになってしまう気がするんですよね。でも、ネックストラップを一緒に持つと馬に伝わる力を分散させられるのかなと」
この自分なりの折り合いのつけ方に自信を深めたタイミングが、今年3月11日の中京7Rでブルーゲートを勝利に導いたとき。「この馬は普通に手綱を持って乗ったらどんどん力んで引っ掛かるタイプ。でも、拳を上げないようにネックストラップを持って乗ると『スコンッ』て力が抜けるんですよね。中京でも道中の力みがほぼゼロに近い状態で勝てた。そのときに、『あ、この乗り方でいいんだ』と思いました」と明かした。
元来の高い騎乗技術はそのままに、スタートや折り合いのつけ方を少しずつ改良していくことで勝ち星を重ね、自信をつけていく。この好循環こそ佐々木騎手が躍進を遂げる秘訣(ひけつ)といえる。ストイックな若武者が、数年後には関東を、いや日本を代表するジョッキーになっていく姿は、もはや容易に想像できる。
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