週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、オパールS・サウジアラビアRC・藤森S・グリーンチャンネルC・
京都大賞典・
毎日王冠の6レースです。
▼2024年10月05日(土) 京都11R 夕刊フジ杯 オパールステークス
【前走の4コーナー通過順別成績(2020年以降)】
●3番手以内 [3-1-2-13](3着内率31.6%)
●4番手以下・競走中止 [1-3-2-43](3着内率12.2%)
→前走で先行していた馬の活躍が目立つ一戦。一方、前走の4コーナー通過順が4番手以下・競走中止、かつ前走の条件がG1・G2以外だった馬は2020年以降[1-1-0-38](3着内率5.0%)と安定感を欠いています。
▼2024年10月05日(土) 東京11R サウジアラビアロイヤルカップ
【出走数別成績(2019年以降)】
●1戦以下 [5-4-1-7](3着内率58.8%)
●2戦以上 [0-1-4-22](3着内率18.5%)
→キャリア1戦の馬が中心。ちなみに、出走数が2戦以上だったにもかかわらず3着以内となった5頭のうち3頭は、新潟2歳ステークスにおいて“着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が1.1秒以内”となった経験のある馬でした。
▼2024年10月06日(日) 京都10R 藤森ステークス
【前走の着順別成績(2021~2022年の大阪スポーツ杯・2023年の藤森ステークス)】
●3着以内 [2-2-1-7](3着内率41.7%)
●4着以下 [1-1-2-32](3着内率11.1%)
→同時期に施行された2021~2022年の大阪スポーツ杯と2023年の藤森ステークスは、前走好走馬が堅実。対照的に、前走の着順が4着以下、かつ前走の4コーナー通過順が6番手以下だった馬は[0-0-1-25](3着内率3.8%)と期待を裏切りがちです。
▼2024年10月06日(日) 東京10R グリーンチャンネルカップ
【前走との間隔別成績(2017年以降)】
●中4週以内 [0-2-0-29](3着内率6.5%)
●中5週以上 [7-5-7-61](3着内率23.8%)
→臨戦過程がポイント。前走との間隔に余裕がない馬は強調できません。
▼2024年10月06日(日) 京都11R JRA70周年記念 農林水産省賞典 京都大賞典
【前走の条件がG1以外だった馬の、前走の着順別成績(2019年以降)】
●1着 [1-1-3-9](3着内率35.7%)
●2着以下 [2-0-0-38](3着内率5.0%)
→直近の競走成績を素直に評価したいレース。G1からの直行組と、前走を勝ち切っている馬に注目するべきだと思います。
▼2024年10月06日(日) 東京11R 毎日王冠
【“東京の、3勝クラス以上のレース”において1着となった経験の有無別成績(2019年以降)】
●あり [4-5-5-12](3着内率53.8%)
●なし [1-0-0-29](3着内率3.3%)
→コース適性が明暗を分けそう。東京のレースにこれといった実績がない馬は過信禁物と見るべきでしょう。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は10/6公開予定です。