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2024年12月28日(土) | ホープフルS G1 |
---|
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 牡8 | 58.5 | 吉田豊 | 美 国枝栄 | 480(-2) | B | 2.29.0 | 35.3 | 10 | 34.6 | ⑯⑮⑮⑮ | ||
2 | 2 | 4 | 牡7 | 58.0 | 戸崎圭太 | 美 尾関知人 | 484(0) | 2.29.1 | クビ | 3.4 | 1 | 35.3 | ⑧⑨⑨⑨ | ||
3 | 5 | 9 | 牝4 | 52.0 | 大野拓弥 | 栗 田中克典 | 422(-6) | 2.29.1 | アタマ | 16.0 | 6 | 35.1 | ⑩⑪⑪⑩ | ||
4 | 6 | 11 | 牡6 | 55.0 | 田辺裕信 | 美 宮田敬介 | 468(-4) | 2.29.2 | 1 | 51.6 | 12 | 35.0 | ⑭⑭⑭⑭ | ||
5 | 3 | 6 | 牡4 | 55.0 | A.シュタ | 栗 宮徹 | 466(+12) | 2.29.4 | 3/4 | 19.5 | 8 | 35.4 | ⑫⑫⑪⑩ | ||
6 | 7 | 14 | 牡5 | 57.0 | 荻野極 | 栗 友道康夫 | 462(-10) | B | 2.29.6 | 1 1/4 | 4.2 | 3 | 36.1 | ⑦⑦⑦⑧ | |
7 | 1 | 2 | 牡5 | 56.0 | 酒井学 | 栗 本田優 | 472(-2) | 2.29.7 | 1/2 | 24.4 | 9 | 35.6 | ⑫⑫⑬⑬ | ||
8 | 7 | 13 | 牡4 | 57.5 | 池添謙一 | 栗 中竹和也 | 524(-2) | 2.29.7 | ハナ | 4.1 | 2 | 36.3 | ⑥⑦⑦⑥ | ||
9 | 5 | 10 | 牡8 | 57.5 | 石川裕紀 | 栗 宮徹 | 486(+8) | 2.30.0 | 2 | 14.7 | 5 | 36.6 | ⑩⑥⑥⑥ | ||
10 | 3 | 5 | セ7 | 54.0 | 内田博幸 | 美 加藤和宏 | 444(0) | 2.30.4 | 2 1/2 | 246.0 | 16 | 36.1 | ⑭⑮⑮⑮ | ||
11 | 4 | 8 | 牡5 | 58.0 | 丸田恭介 | 美 宗像義忠 | 500(0) | 2.30.9 | 3 | 37.0 | 11 | 37.6 | ⑤⑤⑤④ | ||
12 | 4 | 7 | 牡4 | 55.0 | 小崎綾也 | 栗 武英智 | 486(-4) | 2.31.9 | 6 | 206.9 | 15 | 38.7 | ④②④④ | ||
13 | 6 | 12 | 牡6 | 54.0 | 木幡巧也 | 栗 小栗実 | 488(-10) | 2.32.3 | 2 1/2 | 136.6 | 14 | 39.4 | ①①①① | ||
14 | 8 | 16 | 牡4 | 58.0 | 佐々木大 | 栗 須貝尚介 | 490(-12) | B | 2.32.7 | 2 1/2 | 9.7 | 4 | 39.6 | ②②②② | |
15 | 8 | 15 | 牡7 | 57.0 | 北村宏司 | 栗 友道康夫 | 444(+4) | 2.32.7 | ハナ | 133.8 | 13 | 39.7 | ②②②② | ||
16 | 1 | 1 | 牡5 | 58.0 | 三浦皇成 | 栗 辻野泰之 | 448(+4) | 2.32.8 | クビ | 16.5 | 7 | 38.9 | ⑧⑨⑨⑩ |
ラップタイム | 7.5 - 10.8 - 11.3 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 11.6 - 11.7 - 11.8 - 12.1 - 12.3 - 11.8 - 12.0 |
---|---|
前半 | 7.5 - 18.3 - 29.6 - 41.8 - 53.9 |
後半 | 60.0 - 48.2 - 36.1 - 23.8 - 12.0 |
■払戻金
単勝 | 3 | 3,530円 | 10番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 3 | 630円 | 10番人気 |
4 | 160円 | 1番人気 | |
9 | 370円 | 6番人気 | |
枠連 | 2-2 | 5,240円 | 16番人気 |
馬連 | 3-4 | 6,660円 | 23番人気 |
ワイド | 3-4 | 2,150円 | 25番人気 |
---|---|---|---|
3-9 | 5,910円 | 51番人気 | |
4-9 | 910円 | 8番人気 | |
馬単 | 3-4 | 19,000円 | 59番人気 |
3連複 | 3-4-9 | 25,070円 | 82番人気 |
3連単 | 3-4-9 | 231,270円 | 595番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
木、金曜日は降雨がなかったものの、土曜日に日付が変わったあたりから雨が降り始め、開催中も大粒の雨が落ちる時間帯があるなど、あいにくの空模様だった。しかしながら、JRA発表の馬場状態は稍重どまり。東京芝コースらしい、排水性の良さを発揮している。
芝競走6鞍における勝ち馬の4角通過順は、4、3、5、3、7、2番手。含水率が高くなったぶん、前週と比べれば前の組が残りやすくなった。とはいえ、4角2番手以内通過馬の成績は【1.1.1.9】。先団勢に対して全幅の信頼を寄せるまでには至らない。
実際、1着馬の上がり3Fタイム順位は、6頭のいずれもが4位以内。2着馬全6頭も同5位以内をマークしている。つまり、最後までバテない持続力が重要。出走メンバー上位の上がりを繰り出せる馬が、幅をきかせる馬場とみていいだろう。
日曜日開催中の天気予報は晴れベース(3日7時の時点)。時間の経過にしたがって、馬場はどんどん回復していくだろう。前週ほどの軽い馬場までには至らないかもしれないが、馬場の乾燥が進むにつれ、より末脚が活きやすいコンディションと化す可能性もじゅうぶんに考えられる。
となれば、枠順よりも決め脚を備えているかどうかのほうが重要。優先すべきは近走で出走メンバー上位の末脚を繰り出している馬だろう。そのなかでも、年明け以降のJRA・OPクラスのレースにおいて、上がり3Fタイム最速をマークしている馬に注目したい。
今回のアルゼンチン共和国杯の出走メンバーで、要点(年明け以降にJRA・OPクラスのレースで上がり3Fタイム最速)を満たしているのは、②メイショウブレゲ、⑥マイネルメモリー、⑭セレシオン。よって当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
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出演:スガダイ(予想神) ヒノくん(万券ハンター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
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日曜日に行われるアルゼンチン共和国杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ミクソロジー【B】
栗東坂路併走。動きにキレがなく、反応も渋かった前走の中間時と比べれば、覇気があるように感じるし、脚さばきにも力強さが出てきた。なおいっそうのことを望むならば、もう少し体を柔らかく使ってほしいが、力を要する馬場状態を思えば、酌量の余地はあろう。万全にはあと一歩も、着実に気配良化といえる。
②メイショウブレゲ【B】
栗東坂路単走。やや首が高く、完歩も小さめだが、それはいつものこと。大きく割り引く必要はない。四肢のさばき自体は力強く、フォームも比較的安定している。欲をいえば、あと少しラストの動きに鋭さがほしいが、決して雰囲気は悪くない。ひとまず順調とみてよさそうだ。
③ハヤヤッコ【B】
美浦W併走。競る気配が薄く見えるが、もともとそういう馬。深刻視する必要はないだろう。それなりに低い姿勢を保ち、脚さばきもパワフル。この馬とすれば直線部分の走りにも集中力を感じる。最近の当該週追い切りのなかでは、上位の部類に入る内容。悪くない仕上がり。
④クロミナンス【B】
美浦W単走。コーナーから促されつつの走りだが、脚さばき自体は力強く、体幹や背中も安定している。首差しが太いせいか、肩の出が若干硬く映るものの、許容範囲の部類。まだ良化の余地はありそうだが、休養前よりデキが大きく劣るという印象はない。それなりに帳尻を合わせてきたように思える。
⑤フォワードアゲン【B】
美浦W単走。ひと頃の硬さが薄れ、この馬なりに体を大きく使えている点は好感。機敏な脚さばきで集中力もある。実戦も稽古もムラのあるタイプゆえ、アテにしづらい面があるのは確かだが、この追い切りの動きを確認する限り、デキが悪いという印象はない。
⑥マイネルメモリー【C】
栗東坂路単走。ひと頃見られた前後のバランスの悪さが解消されつつある点は好感。その一方、やや姿勢が高く、鞍上の促しに対する反応も薄め。脚さばき自体は悪くないのだが、もう少し走りに覇気がほしいところ。評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。
⑦ペプチドソレイユ【D】
栗東芝併走。水分をたっぷり含んだ馬場が影響したのか、それとも単純に芝が合わないのか、原因は定かではないが、直線序盤から行きっぷりが良くなく、鞍上の追い出しに対する反応も薄い。前を行く2歳馬2頭についていくのがやっとという感じ。調教観点的に強調はしづらい。
⑧ラーグルフ【B】
美浦W併走。挫跖で天皇賞(秋)を見送った影響が懸念されるが、脚さばき自体はパワフル。前進気勢が強いなかでも、この馬なりに折り合いはついており、手前替えもスムーズ。鞍上の仕掛けに対する反応も悪くはない。満点には至らずとも、着々と状態は上向いているように思える。
⑨タイセイフェリーク【C】
栗東坂路併走。最後まで集中を切らさず走れていたのはいいのだが、脚さばきが重そうに映るし、踏み込みも少し甘く見える。小柄な牝馬とはいえ、もう少し動きに迫力がほしいところ。今回は軽ハンデと当地相性の良さで、どこまでカバーできるかが焦点になりそうだ。
⑩マイネルウィルトス【B】
栗東坂路単走。サラッと整える程度の内容ながら、いいリズムを最後までキープして登坂。この馬としてはまっすぐ前を向いて走れているほうだし、前後のバランスもいい。厳しく見れば、あと少し身のこなしが軽くなれば、といったところだが、決して気配は悪くない。まずまずの仕上がり。
⑪アドマイヤハレー【B】
美浦W併走。この馬とすれば、比較的スムーズなコーナリング。四肢のさばきに力感があるし、完歩もそれなりに大きい。手前変換直後の沈み込むようなフォームも見映えがする。ひとつ残念なのは、ゴール前で脚力が少し緩んでしまったこと。それがなければ、A判定に足る内容だった。
⑫ジャンカズマ【C】
栗東坂路単走。重心高めのフォームは実戦でも同様。それ自体を深刻にとらえる必要はない。ただ、大敗した昨年の当レースの中間時と比較して、体の使い方などに良い意味での変化があるかといえば微妙な線。現状の走りを活かすためには、他馬のキレが削がれる馬場、加えて展開の恩恵もほしい。
⑬サヴォーナ【A】
栗東坂路単走。手前替えの際に少しヨレたが、この馬にはよくあること。過度に気にする必要はない。それを除けば、すいすいとテンポ良く登坂。水分をたっぷり含んだチップ、なおかつ荒れ馬場を感じさせない走りは目を引くものがあるし、ラストの反応も良かった。好調だろう。高く評価したい。
⑭セレシオン【A】
栗東P単走。首高めのフォームだが、それはこの馬のスタイルでもある。気負う面はさほど見られず、比較的スムーズなハミ受け。ポリトラックとはいえ、しまいにかけての柔らかいストライドは目を引くものがあるし、ゴール前の反応も良かった。ここ目標にきっちり仕上げてきた印象を受ける。
⑮アドマイヤビルゴ【C】
栗東坂路単走。ひと頃の後肢の甘さが解消されつつあるのは評価できる反面、鞍上の促しに対する反応が渋く、ゴール前の伸びもひと息。余力残しの調整とはいえ、もう少しハミをしっかり取ってほしい印象を持つ。本当に良くなるのは、ここを使ってからかもしれない。
⑯ショウナンバシット【B】
栗東坂路単走。四肢の可動域はそれほど広くないが、しっかり地面をつかんで走れているし、フォームのブレも少ない。最後は少し苦しくなって脚勢が衰えかけたが、それでも鞍上の叱咤激励に応じて簡単に止まらなかった点は評価できる。及第点の仕上がりだろう。
◆アドマイヤハレー・宮田師「追ってからしっかりと反応できていた。立て直して良くなっているし、あまり道悪にならなければいいが…」
◆クロミナンス・尾関師「東京の2500メートルは適性の中では一番長いが、前走も同じ舞台でしっかり走れていた」
◆サヴォーナ・池添騎手「乗りやすいし、跳びが大きくて長くいい脚を使える。いい状態で臨めそうだし、何とか重賞を獲りたい」
◆ジャンカズマ・小栗師「長期休養明けになるので初戦からという感じではないけど、力を出せる仕上がりにはある」
◆ショウナンバシット・須貝師「距離を延ばして良さが出た。ここは試金石になる」
◆タイセイフェリーク・田中克師「ここにきて力をつけて充実している。軽ハンデを生かして」
◆ハヤヤッコ・国枝師「調教は相変わらず渋いが、状態は変わらない。馬場が渋ると有利に働く」
◆フォワードアゲン・加藤和師「もともと稽古駆けするタイプ。距離は問題ないし、渋った馬場もいい」
◆ペプチドソレイユ・武英師「状態は問題ない。芝の長丁場は試してみたかったし、雨で力の要る馬場になれば」
◆マイネルウィルトス・宮師「いくらか体に余裕はあるけど、息もいいし問題ない。舞台は一番合っていると思う」
◆マイネルメモリー・宮師「体に張りがあって前回よりいい状態だと思う。力をつけているし、現状でどこまでやれるか」
◆ミクソロジー・辻野師「前回と比べて体の張りはだいぶ戻っているし、息遣いも良くなった。上向いている」
◆メイショウブレゲ・本田師「体的には実が入ってきたし、元気がいい。あとは展開次第」
2014年以降(過去10年)の1~3着馬延べ31頭の馬齢をみると、3歳から7歳までの範囲で収まっている。なお、アルゼンチン共和国杯で2着以内の連対歴を持つ馬を除くと、近2走とも5着以下敗退の5~7歳馬が、当レースで複勝圏に入った事例は皆無。該当馬に手を出すのはリスクが高い。
(減点対象馬)
③ハヤヤッコ ⑤フォワードアゲン ⑧ラーグルフ ⑩マイネルウィルトス ⑪アドマイヤハレー ⑫ジャンカズマ ⑮アドマイヤビルゴ
2014年以降の1~2着馬延べ20頭のいずれもが、前走で芝2000m以上のレースに出走していた。この条件を満たしていない馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
⑦ペプチドソレイユ
2014年以降の2着以内馬延べ20頭の前走をクラス(レース格)別で分けると、G1、G2、OP特別、3勝クラス(旧1600万下)の4組に集約される。これ以外のステップで臨んだ馬は、2着連対圏に達していない。
(減点対象馬)
⑭セレシオン
前走の着順に関しては、G1であれば10着以内、G1以外のOPクラスなら8着以内、条件クラスの場合は3着以内が理想。2014年以降の1~2着馬延べ20頭すべてが、この条件を満たしていた。
(減点対象馬)
①ミクソロジー ⑤フォワードアゲン ⑦ペプチドソレイユ
前走の単勝人気については、G1・G2なら12番人気以内、G1・G2以外であれば3番人気以内がひとつの目安。2014年以降の2着以内延べ20頭全馬が、この条件をクリアしている。
(減点対象馬)
③ハヤヤッコ ⑤フォワードアゲン ⑦ペプチドソレイユ ⑨タイセイフェリーク ⑫ジャンカズマ ⑮アドマイヤビルゴ
2014年以降の1~3着馬延べ31頭はいずれも、同年の5月以降に1戦以上を消化していた。前走が同年の4月以前となる馬は、過信禁物とみるべきだろう。
(減点対象馬)
⑫ジャンカズマ
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U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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ハンデ重賞というと「荒れる」という印象を持たれがちだが、このレースは比較的平穏に決着しやすい。勝ち馬に関しては、直近10年中9回が3番人気以内。3着はたまに人気薄の激走があるものの、2着にも上位人気が食い込むケースが多く、伏兵の台頭はあまり見られない傾向が続いている。U指数をチェックする際には、併せて人気も確認したい。同程度の指数の評価であれば、人気を集めているほうをチョイスするのが賢明だ。
もうひとつのポイントは、人気の3歳馬は低指数でも押さえておいたほうがいいということ。2020年1着のオーソリティ(17位、3番人気)など、近年馬券になった3歳馬はすべて3番人気以内。今年は3歳馬の出走はないが、来年以降のために覚えておいたほうがいいだろう。
想定される人気とU指数の評価を勘案すると、オープン入り後、重賞で3戦連続3着以内に好走している1位④クロミナンス(99.3)、一時の大不振を脱して2連勝を決めている3位タイ⑯ショウナンバシット(98.7)、昨年と3年前のこのレースで2着に入っている舞台巧者の3位タイ⑩マイネルウィルトス(98.7)の3頭は、必ず買っておくべき存在と評価することができる。
最後に1頭、馬券圏内好走は少ないものの、相手なりに堅実に走れる5位⑬サヴォーナ(98.2)の名前を挙げておきたい。
まず注目したいのはトニービンの血脈で、直系では2004年レニングラード(父トニービン)、2010年トーセンジョーダン(父ジャングルポケット)の2頭が勝ち馬として名を刻んでいる。近年はハーツクライやルーラーシップ、アドマイヤドンといった種牡馬の母の父としてトニービンの名前を見かけることが多く、とくにハーツクライは現行コース(2003年以降)で最多となる3勝・6連対を記録しているほどだ。
ほか、グラスワンダーを筆頭にRobertoの血を引く馬も存在感を放ち、直系では2008年スクリーンヒーローと2015年ゴールドアクターが父仔制覇を達成。また、2021年にはオーソリティがレース史上3頭目、38年ぶりとなる2連覇を飾っていたが、同馬も母の父に配されたシンボリクリスエスがRoberto直系の種牡馬であることを気に留めておきたい。
セレシオンは、父ハーツクライ×母クルソラ(母の父Candy Stripes)。同産駒は14年フェイムゲーム、16年シュヴァルグラン、17年スワーヴリチャードと別馬で3勝を記録しており、昨年もチャックネイトが3着と善戦。半姉クルミナルは、桜花賞で2着、オークスで3着とクラシックを賑わせた存在だが、本馬は近親の多くが重賞での好走実績を持つエリート一族でもある。成長力に富んだ血統構成からも今が充実期とみて差し支えないだろう。
マイネルウィルトスは、父スクリーンヒーロー×母マイネボヌール(母の父ロージズインメイ)。グラスワンダーの直系は【2.3.2.4】と過半数が馬券圏内に好走しているが、2着3回のうち2回は本馬自身によるものでもある。東京芝2500mは目黒記念でも22年2着、24年5着と上位入線を果たしており、スタミナを問われる長丁場のレースでは常連といっても過言ではない。年齢による衰えは感じられないため、ハンデの克服がポイントだろう。
ラーグルフは、父モーリス×母アバンドーネ(母の父ファルブラヴ)。モーリス~スクリーンヒーロー~グラスワンダーと遡る父系で、本馬の「父グラスワンダー系×母の父Fairy King系」という配合の組み合わせは10年3着コスモヘレノスを想起させる。同産駒は初出走であるものの、グラスワンダーやスクリーンヒーローの活躍ぶりからも注目度は高く、モーリスの2代母メジロモントレーが1990年の勝ち馬であることも特筆しておきたい。
ハンデ戦ながらに将来性豊かな好メンバーが集まる傾向にあり、その勝ち馬の多くがG1ホースへと登り詰めている注目の一戦。第45回(2007年)を勝ったアドマイヤジュピタは翌年の天皇賞(春)に勝利。第46回(2008年)の勝ち馬スクリーンヒーローは、続くジャパンカップも人気薄の立場で制して周囲を驚かせた。そのスクリーンヒーローとの父仔制覇を達成した第53回(2015年)ゴールドアクターも、父同様に勢いは止まらず、連勝で有馬記念をも制している。ほかにも、第48回(2010年)のトーセンジョーダン、第54回(2016年)のシュヴァルグラン、第55回(2017年)のスワーヴリチャードなど、とくに近年の勝ち馬はG1で名を揚げるケースが目立つようになってきた。