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オークス G1

日程:2021年5月23日()15:40 東京/芝2400m

オークスデータ分析

コース図東京芝2400m

牝馬クラシック第2弾のオークス。ローテについては、2008年以降10勝を含む16連対の前走桜花賞組が断然。前走フローラステークス組や、前走忘れな草賞組など、別ステップの食い込みも多少は見られるが、それでも前走桜花賞組の牙城を揺るがすまでには至らない。面白いところでは、当日の馬体重もひとつのポイント。牝馬としては大型の部類にあたる480キロ以上の勝ち馬はゼロ。2~3着の食い込みはあるので、大型馬がまったくダメというわけではないが、こうした明確な傾向が出ているのであれば、中型~やや小型の馬を優先して選択すべきだろう。レースが行われる東京2400mは長い直線が大きな特徴のコースで、速い上がりを出せる馬の期待値が圧倒的に高い。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
2008年以降、1番人気は【7.2.1.3】という上々の成績で、前走桜花賞3着以内馬に限定すると【6.1.0.1】。該当馬がいれば、素直に信頼したほうがいいだろう。その反面、桜花賞の上位馬以外が1番人気の場合は、疑ってかかるべきだ。頼りになるのは4~9番人気の中穴ゾーン。1998年以降、10頭の勝ち馬を含む18頭の連対馬を送り出し、単勝&複勝回収率も文句なしの数値を叩き出している。対照的に2桁人気はイマイチで、2008年以降の2着連対圏入りは、2008年2着のエフティマイア(13番人気)と2019年2着のカレンブーケドール(12番人気)の2頭だけ。前者は前走桜花賞2着でありながら、なぜか人気がなかったレアケースなので、相応の実績を持つ馬以外はバッサリ切り捨ててもいいかもしれない。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 8-3-2-7 40.0% 55.0% 65.0% 83.5% 89.0%
2番人気 2-4-5-9 10.0% 30.0% 55.0% 77.0% 90.5%
3番人気 3-0-2-15 15.0% 15.0% 25.0% 95.5% 58.0%
4番人気 2-3-1-14 10.0% 25.0% 30.0% 101.0% 92.0%
5番人気 3-2-2-13 15.0% 25.0% 35.0% 165.5% 119.0%
6~9番人気 3-3-7-67 3.8% 7.5% 16.3% 108.9% 96.6%
10番人気以下 0-4-1-171 0.0% 2.3% 2.8% 0.0% 34.0%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 4-1-1-2 50.0% 62.5% 75.0% 77.5% 87.5%
2.0~2.9倍 2-2-0-1 40.0% 80.0% 80.0% 88.0% 110.0%
3.0~4.9倍 2-2-5-5 14.3% 28.6% 64.3% 43.6% 102.1%
5.0~7.9倍 4-1-1-17 17.4% 21.7% 26.1% 107.4% 55.2%
8.0~14.9倍 5-6-3-33 10.6% 23.4% 29.8% 96.8% 88.1%
15.0~19.9倍 1-1-4-20 3.8% 7.7% 23.1% 67.7% 86.5%
20.0~49.9倍 3-4-4-88 3.0% 7.1% 11.1% 88.0% 69.6%
50.0倍以上 0-2-2-130 0.0% 1.5% 3.0% 0.0% 40.7%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 3,720円 160円 996円
複勝 1,400円 110円 325円
枠連 8,420円 260円 1,818円
馬連 42,750円 380円 8,983円
ワイド 9,510円 160円 1,777円
馬単 104,460円 650円 17,725円
3連複 45,120円 750円 12,372円
3連単 548,190円 3,360円 101,393円

【脚質】
脚質的には圧倒的に差し優勢で、2008年以降、4角2番手以内で3着入りしたのは3頭のみ。勝ち馬は2017年のソウルスターリング(1番人気)だけという状況で、ここまで先行勢の成績が悪いレースも珍しい。4角4~6番手になると好走例は増え、2011年のエリンコート(7番人気)、2018年のアーモンドアイ(1番人気)が勝利を収めているが、2~3着止まりで終わるケースがほとんど。とはいえ、後方待機組のパフォーマンスが決して良いわけではない。4角13番手以下で通過して馬券に絡んだ馬はすべて3番人気以内。儲けるうえでは、リスクを背負うわりに効率が悪い。従って、「中団(4角7~12番手あたり)から速い上がりを使える馬」を狙うのが、ベストの攻め方となる。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 1-1-0-19 4.8% 9.5% 9.5% 101.9% 63.3%
先行 1-4-4-60 1.4% 7.2% 13.0% 3.5% 63.6%
差し 14-12-14-128 8.3% 15.5% 23.8% 87.3% 83.7%
追込 5-2-2-89 5.1% 7.1% 9.2% 21.5% 29.6%

【枠順】
枠順については、「やや内枠有利」というのが結論。2000年以降の連対馬の4割強が1~3枠に集中。この時期の東京らしい高速馬場の影響が強く反映されている結果である。単純に1~3枠と6~8枠を比較したデータでは、さほど大きな成績差が出ているわけではないのだが、勝率・連対率・単勝回収率では2枠がトップ。1枠は連対率が2位で複勝率はトップというように、1~2枠の各数値が高いのも、内枠優勢である証左である。7~8枠の数値も決して悪くはなく、手を出しても問題ない水準は保っているが、劣勢は明らか。取捨に迷った際には、やはり内枠に入った馬を優先すべきだろう。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 2-5-3-30 5.0% 17.5% 25.0% 35.3% 71.0%
2枠 6-2-1-29 15.8% 21.1% 23.7% 201.1% 93.7%
3枠 0-2-4-34 0.0% 5.0% 15.0% 0.0% 58.0%
4枠 1-1-1-37 2.5% 5.0% 7.5% 3.5% 27.3%
5枠 4-3-3-30 10.0% 17.5% 25.0% 84.5% 96.0%
6枠 0-0-3-37 0.0% 0.0% 7.5% 0.0% 19.3%
7枠 6-3-3-48 10.0% 15.0% 20.0% 100.0% 69.0%
8枠 2-3-2-51 3.4% 8.6% 12.1% 10.2% 71.0%

【血統】
ノーザンダンサーの血脈を持つ馬が強いレースで、2003年の東京競馬場リニューアルオープン以降、父か母父にノーザンダンサー系種牡馬を持つ馬が馬券に絡めなかったのは2020年の1度だけ。2007年以降は、ノーザンダンサーのクロスを持つ馬が14連勝中と、他の追随を許さない状況をつくりあげている。なかでも、近年はヌレイエフ系やダンチヒ系、ヴァイスリージェント系の好走が目立つので、条件を満たす馬からは目を離せない。父方ではディープインパクトが断然の存在。2012年以降、4頭の勝ち馬を輩出し、2~3着馬も6頭送り出している。とりわけノーザンダンサー系との相性は抜群で、過去の勝ち馬はすべて母父ノーザンダンサー系。2019年はなんと2頭しかいなかった該当馬(ラヴズオンリーユーとカレンブーケドール)がワンツーを決めた。該当馬の出走があれば、たとえ人気薄だとしても軽視しないほうがいい。ディープインパクト以外については、突出した成績を残している種牡馬が現状見当たらない。このレースに限れば、プラス評価の種牡馬を掘り起こすのではなく、不振傾向の種牡馬を少し割り引いて考えるスタンスのほうが適切かと思われる。

◆同コース種牡馬別成績(東京競馬場/芝/2400m/過去5年)集計期間:2016/05/16~2021/05/16

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ディープインパクト 39-26-26-159 15.6% 26.0% 36.4% 134.7% 85.9%
2 ステイゴールド 18-18-9-136 9.9% 19.9% 24.9% 53.0% 50.6%
3 ルーラーシップ 15-9-5-54 18.1% 28.9% 34.9% 89.0% 68.6%
4 ハーツクライ 14-11-12-100 10.2% 18.2% 27.0% 112.0% 58.2%
5 ハービンジャー 8-7-5-68 9.1% 17.0% 22.7% 45.9% 50.8%
6 オルフェーヴル 6-5-8-31 12.0% 22.0% 38.0% 36.2% 112.4%
7 ロードカナロア 5-0-1-7 38.5% 38.5% 46.2% 233.8% 79.2%
8 キングカメハメハ 4-8-3-49 6.3% 18.8% 23.4% 37.0% 115.2%
9 ジャングルポケット 4-4-4-31 9.3% 18.6% 27.9% 54.0% 71.6%
10 タニノギムレット 4-3-6-14 14.8% 25.9% 48.1% 123.0% 154.4%

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