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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 9 | 牡2 | 55.0 | 武豊 | 栗 友道康夫 | 496(-10) | 1.33.5 | 7.8 | 3 | 34.5 | ⑧⑦ | |||
2 | 3 | 4 | 牡2 | 55.0 | C.デムー | 栗 中内田充 | 486(0) | 1.33.6 | 1/2 | 2.4 | 1 | 34.8 | ⑤⑤ | ||
3 | 4 | 7 | 牡2 | 55.0 | 松山弘平 | 栗 安田隆行 | 458(-4) | 1.33.7 | 1/2 | 9.7 | 4 | 34.6 | ⑧⑨ | ||
4 | 2 | 3 | 牡2 | 55.0 | 池添謙一 | 栗 橋口慎介 | 432(-6) | 1.34.0 | 1 3/4 | 29.0 | 8 | 34.7 | ⑫⑫ | ||
5 | 7 | 13 | 牡2 | 55.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 496(+4) | 1.34.0 | ハナ | 3.2 | 2 | 34.5 | ⑭⑬ | ||
6 | 7 | 12 | 牡2 | 55.0 | 戸崎圭太 | 美 高柳瑞樹 | 450(-2) | 1.34.0 | ハナ | 46.9 | 9 | 35.4 | ③③ | ||
7 | 6 | 11 | 牡2 | 55.0 | 吉田隼人 | 栗 武幸四郎 | 480(+12) | 1.34.5 | 3 | 21.3 | 5 | 35.3 | ⑫⑨ | ||
8 | 5 | 8 | 牡2 | 55.0 | M.デムー | 栗 須貝尚介 | 490(+2) | 初B | 1.34.6 | 1/2 | 21.8 | 6 | 35.9 | ③③ | |
9 | 8 | 14 | 牡2 | 55.0 | 藤岡佑介 | 栗 四位洋文 | 476(+4) | 1.34.7 | 1/2 | 137.8 | 13 | 36.3 | ②② | ||
10 | 6 | 10 | 牝2 | 54.0 | 和田竜二 | 栗 西村真幸 | 394(+2) | 1.34.7 | クビ | 64.0 | 12 | 35.5 | ⑩⑨ | ||
11 | 3 | 5 | 牡2 | 55.0 | 鮫島克駿 | 美 加藤征弘 | 446(0) | 1.35.0 | 1 3/4 | 47.6 | 10 | 35.6 | ⑩⑬ | ||
12 | 4 | 6 | 牡2 | 55.0 | 幸英明 | 栗 中竹和也 | 456(-6) | 1.35.0 | クビ | 24.1 | 7 | 36.2 | ⑤⑤ | ||
13 | 2 | 2 | 牡2 | 55.0 | 団野大成 | 美 高柳瑞樹 | 500(-2) | 1.35.1 | クビ | 275.5 | 14 | 36.1 | ⑤⑦ | ||
14 | 1 | 1 | 牡2 | 55.0 | 秋山真一 | 栗 森田直行 | 484(+8) | 1.35.4 | 1 1/2 | 55.1 | 11 | 37.1 | ①① | ||
15 | 8 | 15 | 牡2 | 55.0 | 国分優作 | 栗 大根田裕 | 480(+2) | 1.37.4 | 大差 | 371.7 | 15 | 37.6 | ⑮⑮ |
ラップタイム | 12.6 - 10.6 - 11.1 - 11.9 - 12.1 - 11.9 - 11.2 - 12.1 |
---|---|
前半 | 12.6 - 23.2 - 34.3 - 46.2 - 58.3 |
後半 | 59.2 - 47.3 - 35.2 - 23.3 - 12.1 |
■払戻金
単勝 | 9 | 780円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 9 | 200円 | 3番人気 |
4 | 120円 | 1番人気 | |
7 | 230円 | 4番人気 | |
枠連 | 3-5 | 690円 | 2番人気 |
馬連 | 4-9 | 1,060円 | 3番人気 |
ワイド | 4-9 | 420円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
7-9 | 1,070円 | 11番人気 | |
4-7 | 410円 | 2番人気 | |
馬単 | 9-4 | 3,000円 | 9番人気 |
3連複 | 4-7-9 | 2,350円 | 5番人気 |
3連単 | 9-4-7 | 14,840円 | 37番人気 |
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土曜日の阪神芝のレース結果、近年の朝日杯FSの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
週半ばまでは穏やかな天気が続いていたものの、木曜日から金曜日にかけて27.5ミリの雨量を記録。その影響により土曜日の芝コースは稍重(JRA発表)でスタートしたが、好天に恵まれたこともあり、13時過ぎには良(JRA発表)へ回復した。
コースを眺めてみると、向正面直線および正面直線における芝部分の傷みが前週よりも広がっている印象。とりわけ、正面直線の内寄りは、かなり力を要するコンディションになっているものと思われる。
事実、土曜日に行われた平地芝競走5鞍の結果を振り返ると、内めで競馬を進めた馬は劣勢。その一方、最後の直線で中~外に進路をとる待機勢、馬場の良いところをスムーズに運んだ先行・好位差しの好走頻度が一段と高まっている。
日曜日開催中の予報は晴れベースだが、傷んだ箇所がカバーされるわけではなく、内めを避ける馬が増加中の阪神芝コース。たとえ馬場の乾燥が大きく進んだとしても、状況が激変することは考えづらい。
加えて、レースが重なるにつれ、内と中~外の状態差が拡大する可能性もある。となれば、土曜日の傾向に拍車がかかることも十分にあり得るだろう。枠順に関しても同様で、中~外(4~8枠あたり)に対する警戒を強めたほうがいいのではないか。
血統的には直近5回の朝日杯FSを参考にすると、デインヒルもしくはディープインパクトの血を引く馬(重複を含む)の活躍が顕著。優勝馬5頭中4頭、3着以内馬15頭のうち7頭が該当する。条件を満たす馬はプラスに評価したい。
今回の出走馬で、血統面と先述した馬場傾向(4~8枠)の要点をともにクリアしているのは、⑥オタルエバー、⑩スプリットザシー、⑪ドーブネ。よって当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」とPOGマイスター「柿谷陽介」の朝日杯FS注目馬を大公開!トッププロ予想家のハイレベルG1トークをお届けいたします!
出演:スガダイ(ウマニティ公認予想家) 柿谷陽介(POGマイスター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われる朝日杯フューチュリティステークスの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①カジュフェイス【C】
栗東坂路単走。中盤過ぎまでは安定したフォームで活気良く登坂していたが、鞍上は一切追わず、最後は伸びを欠いて失速。バテたわけではないので、一概にマイナス材料とは言えないが、もう少しネジを締めて欲しかったような気も。評価は上げづらい。
②セッカチケーン【C】
美浦南W併走。首をきちんと使えているし、それなりにトビも大きい。ただ、肩の出が窮屈で、四肢のさばきも硬め。そのせいか、ワンペースのジリ脚気味。阪神芝外回りの緩急ある競馬に対応できるか否かは微妙なところ。相手強化のG1で一変まではどうか。
③アルナシーム【B】
栗東CW併走。少し線が細く映るが、余裕を持って追走できているし、首の使い方も上手。この馬とすればストライドも広くとれている。難しい面を出さず、きちんと折り合いがついていることも好印象。追い切り同様、本番でも落ち着いて運ぶことができれば、台頭の余地は十分にある。
④セリフォス【A】
栗東CW単走。1週前にしっかり攻めているので微調整程度。レースを重ねるに連れ、気持ちの高ぶりが増していることを思えば、4ハロン56秒台の緩い時計でも、落ち着いてキビキビと走れている点は好印象。脚元の弾力性が高く、集中力も十分。デキは高水準の域にある。
⑤ヴィアドロローサ【B】
美浦南W単走。顎を引いた前傾姿勢の好フォーム。トビも高く、伸びやかに走れている。単走と併走では動きが変わりやすいタイプだけに、アテにしづらい面はあるが、デキ自体は良さそう。あとは実戦で囲まれた際に、集中力を維持して運べるかどうか。そのあたりが焦点となろう。
⑥オタルエバー【B】
栗東坂路単走。最後まで集中を切らすことなく駆け抜けた。やや前進気勢が過ぎるような気もするが、そもそも抑えて味があるタイプではない。身体全体を大きく使って走れているし、重心を低く保っている点も好印象。展開や馬場がハマれば出番があっていい。
⑦ダノンスコーピオン【A】
栗東坂路併走。中盤までは鞍上が抑えたぶん顔を左に向けがちだったが、これはいつもの癖。しまいにかけては推進力に満ちた走りで、前を行く僚馬との差をグングン詰めていた。さほど無理をせず、前回の最終追い切り時よりも全体時計を大幅に縮めたことも好感。高く評価したい。
⑧プルパレイ【B】
栗東坂路併走。顔の向きが安定しないあたりは割引材料。その一方、首の使い方は柔らかく、それに呼応して前肢がきれいに前へ出ている点は評価できる。刻んだラップも悪くなく、おおむね自身のパフォーマンスは示している印象。少なくとも、前回のデキを下回るということはない。
⑨ドウデュース【A】
栗東P併走。活気良く外ラチ沿いを回り、直線入り口では僚馬を待つ形に。その後は騎手騎乗で追う相手に対し、ほぼ馬任せのまま手ごたえで圧倒。最後は突き放した。走りやすいトラックとはいえ、前肢を有効に使って力強く進むさまは見映えがする。いい仕上がりで臨めそうだ。
⑩スプリットザシー【B】
栗東坂路単走。小柄で線が細く、重心も高め。とはいえ、四肢を大きく使って登れているし、前週より脚元の弾力性が増したようにも映る。阪神JF除外が案外良い方向に出たのかもしれない。デキ自体は悪くなく、あとは牡馬との力関係だけ。
⑪ドーブネ【B】
栗東CW単走。首の動きが少し硬く映るが、四肢の可動域は広く、脚元の動きも力強い。操縦性の難しさは感じるものの、全体的に見ればキビキビと走れている。左手前のほうがトビは高く、左回り→右回りのコース替わりは悪くないはず。警戒を怠れない1頭だ。
⑫トウシンマカオ【C】
美浦坂路併走。脚元の動きは悪くないのだが、コーナーでは気負って制御にひと苦労。直線に入ると、相手のほうに顔を向けて威嚇するような素振りを見せるなど、とにかく気性の激しさが目につく。前回から距離延長、かつ阪神外回りのG1へ臨むにあたり、心許ない内容なのは確か。積極的には手が出ない。
⑬ジオグリフ【B】
美浦南W併走。行きたがる面を出すことや、僚馬を気にするような素振りを見せるのは相変わらずだが、エキサイトしていた1週前追い切りよりは随分とマシ。近2走の中間に比べれば折り合いがつくようになったし、脚元の力強さも増している。及第点のデキにはありそうだ。
⑭トゥードジボン【C】
栗東CW単走。手前をコロコロ替えるなど、集中力を欠いたチグハグな走り。追われてしばらくすると身体を使えるようになり、ストライドを広くとれていたので、地力はあると思うのだが……。相手関係を考えると、期待よりも不安のほうが先立つ。
⑮シンリミテス【D】
栗東CW併走。コーナーを出るまでは軽快なステップで運んでいたが、直線に向いてからの動きが案外。首の振り幅が安定せず、四肢のさばきも硬め。何度か躓くような感じになるなど、バランスが悪く、推進力が前に向いていない。今回は見送りが賢明のように思える。
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ヴィアドロローサ・加藤征調教師「動きは何も言うことがない。折り合い面でも心配はない」
オタルエバー・中竹調教師「真面目さが出てきて、どうしてもムキになる。前半でいかにリズム良く走れるかがカギ」
カジュフェイス・秋山真騎手「久々に乗ったが、パワーアップしている。3角までリズム良く運べるかどうか」
ジオグリフ・太田助手「穏やかに走れるように意識して調整。筋肉の線、体のラインが出て緩さが抜けてきた」
シンリミテス・国分優騎手「バランスを崩さず、リズム良く走れていた。状態がさらに良くなってきた感じがする」
スプリットザシー・三藤助手「追い切りはしまいを伸ばす感じ。状態はいい。小柄だが、バネと躍動感が素晴らしい」
セッカチケーン・高柳瑞調教師「ここはチャレンジ。フォームを見てもダート馬っぽいが、動きは悪くなかった」
セリフォス・中内田調教師「前走は反応が良すぎて外へ膨れたが、強い内容。在厩でリラックスさせながら調整した」
トウシンマカオ・高柳瑞調教師「前走から距離はもつと判断。将来的には短距離馬だと思うが、マイルもこなせるはず」
ドウデュース・友道調教師「マイルでもコース形態を重視してここへ。調教の反応はいいし、長くいい脚を使える」
トゥードジボン・四位調教師「前走はタフな競馬をしのいでくれた。出遅れた2走前は度外視。ポテンシャルは高い」
ドーブネ・武幸調教師「興奮しないよう周りに馬のいない時間帯に追い切った。すごく期待している馬。いい走りを」
プルパレイ・Mデムーロ騎手「今週からブリンカーを着けたが、効いているようだ。状態はいいし、能力は高い」(夕刊フジ)
★朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
阪神で施行されるようになった、2014年以降の3着以内馬21頭の前走使用距離を検証すると、1400m、1600m、1800m、2000mの4パターン。なお、1400m組の2着連対圏入りは前走上がり3ハロン最速馬に限定される。頭に入れておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
①カジュフェイス ⑥オタルエバー ⑪ドーブネ ⑫トウシンマカオ ⑮シンリミテス
前走の着順については、距離が1600m超なら7着以内、1600mは4着以内、それ以外の場合は3着以内がマスト。2014年以降、これ以外のステップで臨んだ馬は複勝圏に達していない。
(減点対象馬)
②セッカチケーン ⑤ヴィアドロローサ
前走の単勝人気に関しては重賞なら不問だが、それ以外の場合は2番人気が最低ライン。2014年以降、前走非重賞組で3着以内に入った全馬がこの条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
②セッカチケーン ⑭トゥードジボン ⑮シンリミテス
2014年以降の3着以内馬の前走馬体重をみると、456~540キロの間。ただし、490キロ超の2着連対圏入りは連対率100%の馬に限られる。直近のレース内容を比較する際は、当時の馬体重もチェックしておきたい。
(減点対象馬)
②セッカチケーン ③アルナシーム ⑤ヴィアドロローサ ⑩スプリットザシー ⑫トウシンマカオ
2014年以降の1~3着馬21頭は、いずれも前走から中2~9週の間隔で臨んでいた。中1週以内や中10週以上の臨戦馬は、例外なく複勝圏外に敗れている。
(減点対象馬)
⑪ドーブネ ⑬ジオグリフ ⑮シンリミテス
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過去5年間に共通するのは、U指数5位以内の馬が2頭以上3着以内に入っている点。2016年と2017年は全馬が該当しており、なおかつ2016年2着のモンドキャンノ(1位、7番人気)、3着のボンセルヴィーソ(4位、12番人気)のように、指数上位ながらも低い評価を受けている馬の激走も散見される。2歳重賞のなかではU指数で攻略しやすい屈指のレースといっていいだろう。今年も当然、馬券の中心に据えるべきは指数上位馬だ。
不動の本命評価を与えられるのは、2位に3.0の指数差を付けて“淒馬”にランクされている1位の④セリフォス(90.8)。デビューから無傷の3連勝中で、前走は今回と同じ舞台でG2を制すなど、強調材料には事欠かない。鞍上に世界的名手が配された点も、大きなプラス要素。連勝馬券の軸はこの馬で決まりだ。
これに続くのが、新馬戦と2戦目のアイビーSでレースセンスの良さを見せた4位の⑨ドウデュース(87.3)と、前走の東京スポーツ杯2歳Sでは制御不能に追い込まれながらも6着に踏ん張った2位タイの③アルナシーム(87.8)。いずれもポテンシャルの高さは確かで、セリフォスを逆転するシーンがあっても驚けない。
最後に、高指数ながらも人気の盲点になりそうな2位タイの⑫トウシンマカオ(87.8)の名前を挙げておく。
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昨年はFrankel産駒の7番人気グレナディアガーズが2歳コースレコードを更新する1分32秒3のタイムで勝利。阪神芝1600mに舞台を移してからサンデーサイレンスの血を全く引かない馬の勝利、ひいては連対も初めてのことだった。
また、近年はデインヒルの血脈を持つ馬の好走が目立ち、勝ち馬においては16年サトノアレス、17年ダノンプレミアム、19年サリオス、20年グレナディアガーズが該当。ほか、欧州色の強いタイプも存在感を示しており、昨年もFrankel産駒のグレナディアガーズ、バゴ産駒のステラヴェローチェの2頭でワンツー決着を果たしている。
オタルエバーは、父リオンディーズ×母ルージュクール(母の父Redoute’s Choice)。父は15年朝日杯フューチュリティSの勝ち馬で、エピファネイアの半弟、サートゥルナーリアの半兄にあたる良血。近年は距離延長で臨む馬が台頭しており、一昨年には同じキングカメハメハ直系のグランレイが14番人気3着と大駆け。今年のメンバーのなかでは唯一デインヒルの血を引く馬という意味でも大いに注目してみたい。
セリフォスは、父ダイワメジャー×母シーフロント(母の父Le Havre)。デイリー杯2歳Sを勝って臨むダイワメジャー産駒というと18年の勝ち馬アドマイヤマーズを想起させるが、同馬とは母系にGlorious Songの血を引くという共通点があり、2歳離れしたレースセンスのよさにも通ずるものがある。また、母の父Blushing Groom系との配合からは16年3着ボンセルヴィーソが出た。気性面に課題がある血統でもあるため、当日のテンションの高さには気を配りたい。
アルナシームは、父モーリス×母ジュベルアリ(母の父ディープインパクト)。父系祖父スクリーンヒーローは18年2着クリノガウディーを出しているが、その父グラスワンダーは97年朝日杯3歳Sの勝ち馬。また、グラスワンダーは母Amerifloraがデインヒルと相似な血統構成であることにも注目したい。本馬はアルアイン、シャフリヤールの甥にあたる血統馬でもあり、折り合いを欠いた前走内容からも距離を詰める臨戦で見直したい。
編集部(以下、編) G1は継続騎乗の勝利が続いていて、なかなか付け入る隙がありませんが、そのうち乗り替わりの激走が見られるでしょう。
新良(以下、新) どこかで、エリザベス女王のアカイイト(横山典→幸)のようなパターンをしとめたいですね。
編 新良さんならやってくれると信じています。このコーナーは乗り替わりありきの企画で条件は限られますが、そのなかで最高の答えを導いてください。
新 精一杯、頑張ります。
編 今週のG1は朝日杯FSです。早速、注目の乗り替わりを教えてください。
新 先ほど、アカイイトの話を出しておきながら、実は人気サイド狙いなので非常に恐縮なんですが……。
編 ということは、セリフォスかダノンスコーピオンのどちらかということですね?
新 はい。私は川田将雅騎手から松山弘平騎手に乗り替わる⑦ダノンスコーピオンに注目しています。
編 昨日のこのコーナーでも話題になった、川田騎手の代わりに誰が乗るのか?が重要になってくるケースです。松山騎手なら不安なしと。
新 まさにその通りなんですが、松山騎手の強調材料を説明する前に、川田騎手について触れさせてください。
編 お願いします。
新 まず、今週乗れないことがわかったうえで香港に遠征し、ラヴズオンリーユーで結果を残したのは見事だったと思います。
編 大きな決断が実りましたね。
新 それ自体は素晴らしいことなんですが、もしオミクロン株の出現と感染拡大がなく、短い隔離期間で済んでいたら、是が非でもダノンスコーピオンに乗りたかったでしょう。
編 オーナーや厩舎との関係を考えても、それは明白ですね。
新 もともとダノンスコーピオンは萩Sではなく、デイリー杯2歳Sに出走する予定でした。でも、川田騎手がブリーダーズカップに騎乗するためにアメリカに遠征することになり、予定を前倒ししたという経緯があります。
編 それだけ、川田騎手も陣営もこの馬に期待していると?
新 そういうことでしょう。本来使う予定のなかったレースに出て、ちゃんと勝つのですから大したものです。しかも、川田騎手はセリフォスに騎乗することもできたのに、先々のことを考えて手放し、ダノンスコーピオンを選びました。それもかなりの後押しになります。
編 そういう話を聞くと、松山騎手は責任重大ですね(笑)。
新 もちろん、本人もわかっているでしょう。でも、この秋はものすごく乗れていて、C.デムーロ騎手が来日したJC週以降のリーディングは、ルメール騎手の16勝に次ぐ10勝で2位に付けていますので、まったく心配はいりません。
編 確かに、最近は勢いが増してますね。
新 2020年以降は阪神芝1600mで11.3%と上々の勝率をマークしていますし、コース勝利数は今回のメンバーのなかではトップに立っています。信頼度の高さはバツグンです。
編 ピンチヒッターとしては、これ以上ない存在でしょうね。
新 同じコースで行われた先週の阪神JFでは、ベルクレスタに騎乗して6着と不完全燃焼でしたが、今週のことを考えるといい布石になったととらえています。
編 と言いますと?
新 後方待機から4角で押し上げる競馬でしたが、ベルクレスタよりも強烈な末脚を持っているダノンスコーピオンであれば、同じ乗り方で好結果を残せる可能性が高いからです。
編 先週と同じイメージで乗ってほしいということですね。
新 はい。デアリングタクトのときのように自信を持って乗れば、まとめて差し切るシーンも見られると思います。
2歳の牡馬と牝馬が芝1600mを舞台にスピードや切れ味の完成度を競い合う。第45回(1993年)はナリタブライアンが後続に3馬身半差、第49回(1997年)はグラスワンダーが2馬身半差と、その後の活躍を約束するかのような圧勝劇を演じている。第58回(2006年)はドリームジャーニーが豪快な末脚を繰り出して快勝。のちに有馬記念を勝つことになる同馬が、中山競馬場との相性の良さを早くも見せつける格好となった。第67回(2015年)は、新馬戦を勝ったばかりの1勝馬リオンディーズが、断然人気のエアスピネルを差し切って勝利を飾り、このレースに勝てば「JRA平地G1完全制覇」(当時)となるはずだったエアスピネル鞍上・武豊の夢を打ち砕いた。
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